稚内高創立100周年記念式典 歴史を紡ぎ輝く学校に 地域の発展へ挑戦続けて(学校 2023-11-09付)
100年を振り返り、新たな歴史をスタートさせた
【稚内発】創立100周年を迎えた稚内高校(矢橋佳之校長)の記念式典が4日、稚内市総合文化センターで挙行された。全校生徒や同窓生ら約850人が出席。先人が紡いできた歴史を振り返るとともに、同校のさらなる発展に向けて決意を新たにした。
稚内高校創立100周年記念事業協賛会が主催。同校の前身となる「北海道庁立稚内中学校」と「北海道稚内町立実科高等女学校」が大正12年に開校。昭和25年に両校の統合によって「稚内高校」となった。41年から衛生看護科が設置され、地域医療の充実に大きく貢献してきた。
平成23年には稚内商工高校と統合し、商業科が新たに設置された。これまでの卒業生は2万2450人(令和3年度まで)。各分野で活躍する人材を輩出し続けている。
式典は、同校吹奏楽部と稚内吹奏楽団の演奏から始まり、矢橋校長が式辞。同校の歴史を振り返った上で「歴史を継ぐ者としての意識を今一度自覚していく機会とし、つぎの100年も輝き続ける稚内高校を実現するために挑戦を続けていく」と力強く語った。
藤田幸洋協賛会長は「社会や環境が変化する中で未来を切り開くために生き抜く力を身に付けて可能性を広げ、夢の実現に向け学校と地域が一体となって取り組んでいってほしい」と期待を寄せた。
祝辞では、道教委の倉本博史教育長、工藤広稚内市長らが登壇。
倉本教育長は「商業科や衛生看護科などから優秀な人材を輩出し、地域を支えている。これまで以上の飛躍と活躍に期待している」と述べた。
祝電・祝文披露のあと、歴代校長・歴代PTA会長らに矢橋校長から感謝状が贈呈された。
生徒代表あいさつでは、生徒会長の村上結菜さんが「100年の歴史をつくってきた人たちのおかげで式典が開催された。これからは私たちが紡いでいき、一人ひとりがこれからの稚内高校をつくっていく」と宣言した。
式典終了後には、サフィールホテル稚内で記念祝賀会が開かれ、同窓生が思い出を語りながら杯を交わした。
(学校 2023-11-09付)
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