わが村は美しく運動・景観研修 日常の景色を意識して 帯農高 開発局職員が講義(学校 2023-11-10付)
わが村は美しく景観研修
【帯広発】開発局等による「わが村は美しく―北海道」運動・景観研修が6日、帯広農業高校(佐藤裕二校長)で開かれた。農業土木工学科1年生39人が受講し、道内および管内における景観の美しさを再認識した上で形成・維持に向けた取組の重要性を学んだ。
開発局は平成13年から、地域の景観形成等に取り組む団体の支援に努めている。研修は、帯広開発建設部帯広農業事務所と帯広農業高の教育支援パートナーシップの取組を活用し、テーマ「北海道の魅力ある農村景観を考える~風景を感じる目・見る心」のもと実施。農業・農村景観を貴重な地域資源として、次代を担う若い人々に認識を広めてもらうことを目的としている。
この日、開発局農業水産部農業振興課の伊藤久司課長、伊原陽一課長補佐、わが村は美しく―北海道ネットワーク理事長の中井和子氏らが来校。
伊藤課長が「北海道の魅力を発見するきっかけにつながり、今後の学習にも景観に向けた視点を生かしてもらえたら」と呼びかけ、研修が始まった。
コムギやダイズなどが育つ風景に加え、ダムや頭首工等の写真をクイズ形式で示し、伊原課長補佐が詳細を説明。中井氏は「食と農と景観のつながりが根付くと、地域資源として生かされる」「農業に関わらない人を巻き込んで周知することで、6次産業化にも対応できる」と補足した。
また、中井氏は、来訪者と生活者による2つの視点から景観を説いた。奥行きや構造の理解、地域の史実への探索にもつながる景観の重要性を説き、維持に向けて経済効果を生む必要があることを解説。「価値観の持ち方によって見え方が変わるため、意識して日常の景色を見てほしい」と呼びかけた。
生徒の一人は、ダム建設や河川整備に関心を持ちながら受講。「日常生活の何気ない風景を景観として捉え、自分なりに行動を起こしたい」などと意欲を高めた。
(学校 2023-11-10付)
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