北広島西の里中　夢を語る講演会　目標実現へ継続大切に　元Ｊリーガー横野氏招き

（学校 2023-11-08付）

東部中第２回小中一貫教育合同部会

　北広島市立西の里中学校（髙橋浩子校長）は１０月３１日、同校で講演会「地元で夢を語ろうｉｎ西の里中」を開催した。同校出身者で元Ｊリーガーの横野純貴氏が夢や目標をかなえるために、継続して物事に取り組むことや周囲に感謝することの大切さを伝えた。

　講演会は、地元への関心度やシビックプライドの醸成につなげることを目的としているもの。

　この日は、１～３年生１８６人が参加。オンラインで保護者も聴講した。

　横野氏は「西の里から夢を叶えよう」と題して、自身が市出身者として初のプロサッカー選手になるまでの歩みやプロ生活１６年間の経験談について語った。

　これまでの経験から、横野氏は両親をはじめとする周囲の支えがあったからこそサッカーを続けられていること、夢を追い続ける大切さを再認識した。

　夢をかなえるには「自分の強み・弱みを知ること、継続すること、我慢すること、感謝することをバランス良く実践することが大事」と訴えた。

　具体的手段として、夢への逆算ピラミッドを紹介。「人生は挑戦の連続。失敗してもいいから、継続すること」と物事を突き詰める重要性を強調した。「自分のゴールで喜んでくれる人がいることが本当にうれしかった。夢を実現できたことを誇りに思っている」と振り返り“未来は自分でこれから変えることができる”を信条にして「頑張れ！」とエールを送った。

　続いて、現在は芽室町地域おこし協力隊として活動している横野氏と、いとこで北広島市地域おこし協力隊の円谷翼氏がトークセッション。「北広島市でイメージするものは？」と投げかけ、市の観光資源や特産品、イベントを紹介。西の里中での思い出やＦビレッジ等で注目を浴びる市の今後について、生徒を交えて意見を交換した。

　質疑応答では「中学校で勉強したことで役に立ったことは？」という質問に対して「文章を書くのが好きだった。生活感想文で銀賞を受賞した経験がコミュニケーション能力につながっている」と応じた。「自分の描く夢が小さく感じる」という声には「大小は関係ない。すてきな夢を絶対にかなえて」と激励した。

　最後に、生徒を代表して前生徒会長の中村隼椛さん（３年）が謝辞と花を贈呈。「同じ里中生として親近感を持った。留学に向けて英語の勉強にもっと挑戦したい」と意気込みを述べた。

(学校 2023-11-08付)