子育て時知りたい防災情報　子との安否確認が最多　札幌市　第２回市民意識調査結果

（札幌市 2023-11-14付）

　札幌市は、５年度第２回市民意識調査結果を公表した。小学６年生までの子どもを育てている市民が、子育て時の防災について知りたい情報は「災害時に備えた子どもとの安否確認」が最多だった。

　調査は、市政や市民生活に関して市民の意識、関心、要望の傾向などを測定し、市政の参考とすることを目的に昭和４９年度から毎年実施している。

　本年度２回目となる今回は①「健康づくり」と「社会参加」の活動状況②災害への備えや避難の考え方、子育て時の防災③市政広報④札幌の農業⑤障がい者コミュニケーション条例等―の５点について調査。

　満１８歳以上の市民の中から無作為抽出した５０００人を対象に実施し、４６・８％に当たる２３３９件の回答を得た。

　子育て時の防災に関する設問のうち、子育て時の防災について知りたい情報として最多だったのは「災害時に備えた子どもとの安否確認」で９・１％。次いで「子どものための備蓄品」が８・５％、「子どもとの避難先での過ごし方」が７・８％だった。

　年代別にみると、２９歳以下では「子育て時の避難の在り方」、３０代では「子どものための備蓄品」、４０代では「災害時に備えた子どもとの安否確認」が多い傾向を示した。

　防災のイベントや講演に参加しやすい場所は「学校」が最多の９・０％となり、「商業施設」が４・９％、「児童会館」が４・４％と続いた。

　「学校」と回答した年代は３０代が最も多い２８・０％で、次いで４０代（２７・２％）、２９歳以下（９・６％）となった。

(札幌市 2023-11-14付)