道教委　地域連携研修実施地域　６１地域　主体校６５校に　１６校増　学力向上など推進

（道・道教委 2023-11-15付）

　道教委は、地域連携研修における本年度実施地域として６１地域を決定した。主体校は前年度比１６校増の６５校。学力向上や小中一貫教育、ＩＣＴを活用した授業改善などの校内研究課題のもと、調査研究・実践を進め、地域や近隣の連携校に成果を還元する。

　同事業は、地域の主体となる学校が校内研究課題の調査研究による成果を「外部講師の招聘」「道内外の先進的な学校の視察」などによって近隣校に還元し、学校間の交流・連携と地域の教育活動の充実を図るもの。

　対象校は、札幌市立を除く小・中学校、義務教育学校、中等教育学校、高校、特別支援学校（市町村立の全日制を除く）。

　研修のテーマは①学力向上②体力・運動能力の向上③主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善④カリキュラム・マネジメント⑤小中一貫教育⑥学校間の連携・接続⑦ＩＣＴを活用した授業改善⑧情報活用能力の育成（プログラミング教育含む）⑨道徳教育⑩特別支援教育⑪外国語教育―の１１点でいずれかを選択する。

　小・中学校では、学校力向上に関する総合実践事業の実践指定校のほか、５年度道教職員研修計画を踏まえた１１テーマを研修対象とする学校を優先し、実施希望地域（主体校・連携校）を選定。小・中学校以外でも、これらテーマを研修対象とする学校を優先する。

　本年度の実施地域・主体校は前年度の４５地域４９校から６１地域６５校に増加。主体校で調査研究・実践を進め、指導主事が指導助言する。

　実践研究発表に向けて外部講師や指導主事を派遣し、地域や連携校に成果を還元する。

　地域連携研修の５年度実施主体校はつぎのとおり。

▼空知

▽岩見沢市東小▽滝川市滝川第二小▽岩見沢市栗沢中▽岩見沢東高

▼石狩

▽北広島市西の里小陽香分校・西の里中陽香分校▽当別町とうべつ学園▽北広島市東部中▽新篠津高等養護▽有朋高（道高校遠隔授業配信センター）▽恵庭市恵み野小

▼後志

▽倶知安町倶知安小▽小樽市立西陵中▽岩内高▽蘭越町蘭越中▽小樽市立銭函中・銭函小・張碓小・桂岡小

▼胆振

▽白老町白老小▽伊達市伊達小▽登別市幌別小▽苫小牧市若草小▽登別市幌別中▽苫小牧市沼ノ端小

▼日高

▽静内農業高▽様似町様似中▽えりも町えりも小▽浦河町堺町小▽静内高

▼渡島

▽八雲町八雲小▽知内町知内小▽長万部高▽函館市えさん小▽函館高等支援▽北斗市浜分小▽七飯町大沼岳陽学校

▼檜山

▽厚沢部町厚沢部小

▼上川

▽旭川市大有小▽名寄市名寄東小▽名寄市名寄東中▽東川町東川第一小

▼留萌

▽留萌市留萌小▽小平町小平小▽留萌高

▼宗谷

▽浜頓別高▽幌延町幌延中

▼オホーツク

▽北見市三輪小▽網走市網走小▽紋別養護学校ひまわり学園分校▽遠軽高▽佐呂間町佐呂間中▽網走市東小▽網走市西が丘小▽美幌町美幌小

▼十勝

▽大樹町大樹小▽帯広市広陽小▽帯広市明星小▽鹿追町鹿追中

▼釧路

▽標茶町標茶小▽弟子屈高

▼根室

▽根室市海星学園▽中標津支援▽標津町標津小▽根室市厚床小

(道・道教委 2023-11-15付)