道図書館振興協等　全道図書館長会議　地域協働の活動充実へ　人口減少時代の在り方探る

（道・道教委 2023-11-16付）

全道図書館長会議

　道図書館振興協議会と道立図書館は１０日、札幌市中央図書館で全道図書館長会議を開催した。道内公立図書館長ら３４人が参加。道立図書館長で道図書館振興協議会会長の堀本厚氏は「地域の機関や団体との協働を通じた図書館活動のさらなる展開や活性化策などについて活発に意見・情報交換を行い、今後の図書館活動の一層の充実を図ることができれば」などと話した。

　生涯学習時代となった現在、図書館に求められる役割は、ますます増大し多様化している。このような状況で、道内公立図書館長等が一堂に会し、サービスや経営、当面する課題について研究協議を行うことで、道内公立図書館の振興を図ることを目的としている。

　はじめに、堀本会長があいさつ。これから行う講話について触れ「あらためて人口減少社会における図書館の在り方や役割を考えるきっかけとなれば」と述べ「地域の様々な機関や団体との協働を通じた図書館活動のさらなる展開や活性化策などについて活発に意見・情報交換を行ってほしい」と話した。

　続いて、愛知県図書館の是住久美子館長が「人口減少時代の図書館サービス～協働によるまちづくり」をテーマに講話した。

　人口減少時代の地域を取り巻く状況を知り、地域の実態に即した課題解決やまちづくりに対して、図書館はどのように貢献していくべきか考察。図書館長や図書館職員に求められる役割を学び、多様な市民・団体等との協働による図書館サービスについて言及した。

　つぎに、いくつかのグループに分かれて情報交換を実施。講話をもとに各図書館の活動状況や実践事例について交流し、自館の運営力の向上を図った。

(道・道教委 2023-11-16付)