地方創生政策コンテスト出場で　天塩町の魅力を全国に　天塩高　吉田町長を表敬

（学校 2023-11-29付）

天塩高校コンテスト出場で町を表敬訪問

　【留萌発】１２月９日に東京で開かれる内閣府主催の「地方創生☆政策アイデアコンテスト」に出場する天塩高校（坂上大介校長）の生徒たちが１６日、天塩町の吉田忠町長を表敬訪問した。コンテストは地域課題の分析を踏まえた地域を元気にする政策アイデアを募集するもの。生徒たちは「北海道、天塩高の代表として町のことを全国の皆さんに伝えたい」と意気込みを述べた。

　内閣府では国の「地域経済分析システム（ＲＥＳＡＳ：リーサス）」を活用したアイデアを全国から募集。本年度９回目となる「地方創生☆政策アイデアコンテスト」を行った。今回、高校生・中学生以下の部において同校２年生の４人が考えた地域創生のアイデアが北海道代表として最終審査に進むこととなった。

　同校では毎年「総合的な探究の時間」で地域理解と地域の課題解決に取り組んでいる。本年度は７班の取組を同コンテストに応募。２年生４人が考えた町の観光資源である夕日を生かした活性化のアイデアが最終審査に残った。同班では、特産品の少ない町において、魅力的な観光資源である夕日の美しさに着目。夕日の美しさと関連付ける形で町産の牛乳を使ったスイーツの作成や、夕日を美しく見ることのできる天塩川河川公園にブランコを設置していわゆる「映えスポット」の設置、夕日観賞に特化したバスツアーの企画など地域経済分析システムを活用した政策アイデアを考えた。

　この日、生徒たちが吉田町長を表敬訪問した。

　生徒たちは「北海道、天塩高の代表として町のことを全国の皆さんに伝えたい」と意気込みを述べた。

　吉田町長は、最終審査会出場に向けた激励の言葉を述べた上で「アイデア実現に向けた関係機関との連携を検討していく」と話した。

(学校 2023-11-29付)