帯農高 全日本農ク熊本大会好成績 意見発表大会Ⅰ類 2年連続最優秀 酪農科の多田さんに栄誉(学校 2023-11-15付)
(右から)及川さん、多田さん、近野さん、森川さん
【帯広発】帯広農業高校(佐藤裕二校長)の生徒4人は、10月に開かれた第74回日本学校農業クラブ全国大会熊本大会で好成績を収めた。意見発表大会の分野Ⅰ類では、最優秀賞受賞者を2年連続で輩出。入賞者たちは試験勉強の期間を振り返り、次年度大会への意気込みを語った。
全国大会は10月24日から3日間にわたり、熊本県で開かれた。意見発表大会の分野Ⅰ類では、酪農科学科2年の多田有輝さんが最優秀賞(農林水産大臣賞)を受賞。農業鑑定競技では、農業科学科2年の森川玲さんが農業コース、酪農科学科2年の及川紀子さんが畜産コース、食品科学科2年の近野晃良さんが食品コースで優秀賞に輝いた。
多田さんは「放牧楽農の魅力~人と牛に優しい酪農経営を目指して」と題して発表した。
乳牛の健康面やコスト削減等の経営面などに係る放牧酪農の利点に着目し、海外の事例や管内農場での研修を通して学んだことを、実家の酪農業に生かす手だてを考案。研修の継続や大学進学、海外留学への挑戦など、今後の目標にも触れている。
管内農場への研修には、自身で農場を調べたり、人とのつながりから紹介を受けたりした中で、学校と相談して自主的に研修機会を設定。ことし5月、10月の2回にわたり実践的な研修を受けたことを振り返った。
全国大会の出場時は「緊張せず、楽しく臨むことができた」「全国大会の雰囲気を知ることができた」と笑顔。「現在はホエイに関心を持っていて、次回の大会にも出場したい」と意欲を示している。
◆農業鑑定競技 3人が優秀賞
農業鑑定競技3コースで優秀賞を受賞した3人は、友人や先輩と勉強に励んだ期間を思い返し「先輩方からの情報提供がとてもありがたく、後輩にも伝えていきたい」「幅広い知識を得る機会にもつながった」と話した。
全国大会に関しては「結果を信じられないほどうれしかった」「出場できたこと自体が貴重な経験」と喜びを表し、次年度大会に向けて意気込んだ。
(学校 2023-11-15付)
その他の記事( 学校)
将来への意識高める 釧路市清明小、湖畔小、武佐小 進学先の青陵中で職業説明会
(2023-11-30) 全て読む
釧路北陽高 初の台湾見学旅行 心と心 通じ合う体験に 台北の景文高級中生と交流等
(2023-11-29) 全て読む
地方創生政策コンテスト出場で 天塩町の魅力を全国に 天塩高 吉田町長を表敬
(2023-11-29) 全て読む
江差小が公開研究会 「精査・解釈」過程を披露 6年国語 筆者の主張深める
(2023-11-22) 全て読む
T―base 南茅部高へ金融教育 人生設計考え資産形成 代ゼミ・畠山氏講師に迎え
(2023-11-17) 全て読む
EBE実践校の枝幸高 中高交流会 円滑な接続へ連携強化 研究授業見学や分科会など
(2023-11-15) 全て読む
函館東山小 キャリア教育 地元事業所で職場体験 CS委員が協力 地域とつながり
(2023-11-15) 全て読む
北海道の新たな未来は 半導体人材育成へ出前講座 北見工高 北大・村山副理事招き
(2023-11-14) 全て読む
深川納内小 教育推進校公開研 ICT活用の実践発信 端末で個の考え全体で交流
(2023-11-13) 全て読む
高校の探究 教職員の意識統一へ 課題設定を焦点に議論 帯広三条高 探究推進部設置し
(2023-11-10) 全て読む