札幌澄川地区６校ふれあい発表会　温かい演奏を地域に　恒例行事　４年ぶりに復活

（札幌市 2023-12-05付）

　札幌市立澄川中学校（横道幸紀校長）で１１月２５日、澄川地区の小・中・高校計６校の吹奏楽部などによるふれあい発表会が開かれた。地域住民約３００人が訪れ、児童生徒の温かい演奏に酔いしれた。

　地域の児童生徒が発表を通して交流し合い、地域づくりの担い手としての成長を願うイベントで、澄川地区健全育成推進会（岡田信彦会長）が主催。４０年近く続く恒例行事だったが、コロナ禍の影響で４年ぶりの開催となった。

　この日は、澄川南小学校、澄川西小学校、澄川小学校のスクールバンド、澄川中吹奏楽部、札幌新陽高校吹奏楽部・軽音楽部、市立札幌平岸高校吹奏楽部の６団体が出演。地域の宝である児童生徒の成長をひと目見ようと、地域住民約３００人が来場した。

　児童生徒たちは、来場者に向けて、日頃の練習成果を存分に披露。澄川中吹奏楽部は、人気アニメ映画のテーマソング集や邦楽など３曲を演奏した。リズミカルな楽曲に会場も手拍子で応え、トロンボーンやトランペットのソロ演奏には大きな拍手が沸き起こった。

　このほか、澄川中茶道部の生徒が茶を振る舞い、来場者の心身を温めた。

　来賓として訪れた澄川地区連合会の石川誓志会長は「地域のつながりを感じることができるイベント。地域の子どもたちの成長を見られてうれしい」と、４年ぶりの開催を喜んだ。横道校長は「小・中・高校生とも互いの姿を見て、触れ合うことは、大変意義深い」と目を細めた。

(札幌市 2023-12-05付)