４定札幌市議会　きょうから代表質問　学校長期休業期間など　格差是正へ習い事等助成も

（札幌市 2023-12-05付）

　札幌市議会第４回定例会の代表質問が、きょう５日から始まる。今夏の猛暑を踏まえた学校の長期休業期間の考え方、教育格差の是正に向けた習い事・塾代の助成などについて質疑が展開される。

　５日は藤田稔人議員（自由民主党）、あおいひろみ議員（民主市民連合）、６日は好井七海議員（公明党）、長屋いずみ議員（日本共産党）、波田大専議員（日本維新の会）が質問に立つ。

　藤田議員は、教育環境等の推進・充実について２点質問する。次期札幌市教育振興基本計画に関して、どのような考え方で教育ビジョンを実現していくのかを問う。また、学校の暑さ対策を踏まえた長期休業期間については、夏季休業日と冬季休業日に対する考え方を問う。

　あおい議員は、学校規模適正化について質問する。

　好井議員は、子どもの読書推進やひきこもりへのアウトリーチの仕方について質問する。病気や障がいのある子どもと家族が過ごせる「子どもホスピス」への支援の在り方についても問う予定。

　長屋議員は、学校給食費について質問。市は今回の４定で物価高騰に伴う保護者負担軽減のため、食材購入費を支援する予算を計上したが、無償化まで踏み込む重要性に触れ市の方針を問う。

　波田議員は、教育格差の是正に向けて大阪市が実施している「習い事・塾代助成事業」について札幌市の認識をただす。また、１０代の選挙投票率が低い現状を踏まえ、実効性のある主権者教育の実施について方向性を問う。

(札幌市 2023-12-05付)