校長室から―未来育む札幌の学校― ふるさと桑園地区の学び 札幌市立桑園小学校(札幌市 2023-12-13付)
髙畑均校長
▼わが校の強み
本校は昭和3年に開校し、本年で95周年を迎えます。歴史と伝統のある学校で、子どもたちの教育に携われる喜びを感じながら過ごしています。
これまでに本校において培われてきた文化や、保護者、地域との強いつながりが本校の強みです。
本年度の学校経営方針には、「ふるさと札幌(桑園地区)」における学び・成長に誇りを持てる教育を重点に位置付けました。中央卸売市場やJR桑園駅、札幌競馬場での学習もその取組の一つとなります。
▼児童の成長に向けて
約3年間も続いたコロナ禍の制限が解除された今、友達と顔を突き合わせた話し合いや、人前で自分を表現することを大事にしていきたいと思います。
そこで本年度からたてわり活動を再開しました。高学年は進める難しさを感じたり、低学年が楽しんでいる姿に喜んだりしています。ICTを効果的に活用しつつ、たてわり活動のような実体験が、子どもの成長を促す上で、とても大切になってくるものと思います。
▼授業づくりの工夫
研修主題「“つなげる”学校文化」の実践的意味について深く考察し、研究の内容を明確にしながら、全職員の共通理解を基盤とした研究を推進しています。
特徴的なのが教科ごとの部会ではなく、問い部会・個別最適部会・ICT部会・対話部会・UD部会と自己課題に応じているところです。
日々の授業改善の主体者は教師一人ひとりであり、自主的共同研究により、本校の「つなげる」学校文化の創造を目指しています。
▼校長としての喜び・楽しみ
校長としての一番の喜びは、子どもが楽しんでいる時や何かをやり遂げた時、分からなかったことが分かったり、できたりした時に現れる表情を見ることです。
その多くの表情は“笑顔”です。「子どもの笑顔を見ることができた時」と、言い換えることができます。
また、そのような子どもの様子を職員室で満足げに話をしている職員の表情を見ることができた時も喜びを感じます。
子どもや職員、保護者や地域の方の笑顔を見ることができた時、心の中がほわっと温かくなるのを感じます。
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地域の方と一緒に花植え活動
(札幌市 2023-12-13付)
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