第１次検定に見事合格　２級土木施工管理技術検定　帯広工業高の環境土木科生７６人

（学校 2023-12-19付）

帯広工業高校・２級土木施工管理技術検定一次合格

　【帯広発】帯広工業高校（中島泰彰校長）環境土木科２・３年生７６人は、２級土木施工管理技術検定・第１次検定に合格した。２年生の受検は同校初の取組で、全員合格を達成した。

　２級土木施工管理技術検定は、全国建設研修センター主催の国家資格。建設業法に基づき、建設工事に従事する施工技術の確保・向上を図り、建設工事の適正な施工の確保に資するもの。本年度の１次検定は１０月に行われた。

　同校環境土木科では８年前から３年生全生徒が同検定を受検している。

　本年度からは卒業前に全生徒が合格できるようにカリキュラムを繰り上げ、１年生から試験勉強に取り組み、２年生から受検できる環境を整えた。

　本年度は２年生全３９人、３年生は３９人中３７人が見事合格した。

　部活動と試験勉強を両立させて合格を勝ち取った２年生の西嶋夕那さんは「就職後も働きながら試験を受けるための基礎ができた」と笑顔。実務経験を経て受検資格を得る２次検定や１級合格にも意欲をみせる。

　中学時代から「道路や橋を造り、災害時にも活躍する縁の下の力持ち」と一般土木の道を目指すように。来年には測量士補の試験に臨む予定。「必要な資格を持って、女性として堂々と現場監督の職に就きたい」と夢を語った。

(学校 2023-12-19付)