笑顔が輝く出発点に 式典で特色ある教育活動振り返る 美深高養あいべつ校が10周年(学校 2024-01-11付)
美深高等養護学校あいべつ校10周年記念式典
【旭川発】美深高等養護学校(濱裕晃校長)あいべつ校の開校10周年記念式典が昨年12月上旬、同校体育館で執り行われた。全校生徒をはじめ、来賓として上川教育局の岸本亮局長や愛別町教委の馬場信明教育長らが出席。濱校長は、キャリア教育を主軸に特色ある教育活動を推進してきた10年間を振り返り「これまでの教育の良さを継承し、さらなる発展・充実に向けて、新たな出発点にしたい」と決意を新たにした。
同校は平成26年、美深高等養護学校の分校として、旧愛別高校校舎を活用して開校した。生徒が卒業後の就職先で、社会的・職業的に自立し、実践的な能力を発揮できるよう、地元企業と学校がキャリア教育に取り組む教育活動を展開し、昨年12月8日に開校10周年を迎えた。
式辞に立った濱校長は、同校の教育目標「自分らしく、よりよく生きる人を育てる」に触れ「教育目標に向けて、生徒たちの将来の幸せを願う熱い思いを持った教職員、たゆまぬ努力を積み重ねた卒業生、生徒を温かく見守り続けた保護者や地域のおかげで素晴らしい伝統を築くことができた」と謝意を述べた。
また、地元企業で活躍する卒業生の姿を紹介し「これまでの教育の良さを継承し、さらなる発展・充実に向けて、10年という節目を新たな出発点にしたい」と述べた。
岸本局長は「地域と連携した取組を進めたり、キャリア教育の充実を図ったりするあいべつ校の良さを継続して」と祝辞。
馬場教育長は、きのこの里フェスティバルなど町内行事への積極的な参加を評価した上で「町にどっしりと根をおろした教育実践が一層進み、生徒の笑顔が輝く高等養護学校になって」と呼びかけた。
最後に、同校生徒会執行部が10年の歩みをまとめた動画を上映したあと、10年間教育活動を支えてくれた地元企業の代表者らに感謝状を手渡した。
(学校 2024-01-11付)
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