帯工高 2級建築施工管理検定 3年生31人が1次合格 過去最多の快挙に
(学校 2024-01-19付)

帯広工業2級建築施工管理検定合格

 【帯広発】帯広工業高校(中島泰彰校長)の3年生31人が2級建築施工管理技術検定第1次検定に合格した。同校受検者の約8割が合格し、過去最多の合格者を輩出。生徒たちは高校生活の集大成として得た資格に喜び、将来への希望を膨らませた。

 施工管理技士は、建築工事現場において監督や工程管理をすることができる国家資格。1次検定は高校在学中から受検が可能で、2次検定は実務経験を積んだのちに受検できる。

 帯広工業高が道東域の試験会場に指定された平成27年度から、同校は3年生の全員受検を開始した。1・2年生で学んだ知識を踏まえ、3年生の授業で過去問をもとにした解説やテストなどを実施。後期試験までの約1ヵ月間は、グループ学習や模擬試験を通して、得意分野の深掘りに力を入れた。

 5年度試験の結果、3年生40人中31人が合格し、同校最多の合格者数となった。

 地元の建設企業から内定を受けている生徒は「3年間の集大成という意識を持って受検に臨んだ」「企業からも求められる資格なので、合格できてうれしい」と笑顔。「高校で学んだ知識を生かし、人間としても成長していきたい」と入社を見据え意気込みを語った。

 生徒たちの受検勉強を支えた和田秀樹教諭は「特に施工の分野は、現場でしか得られない知識もあり、高校生には想像しづらい中での受検」「将来の選択肢が増えるきっかけになれば」と、生徒たちの努力をたたえた。

(学校 2024-01-19付)

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