静内農高 商品開発促進PJ 地元と連携し特産品開発 日本最大の商談会に出店も(学校 2024-01-30付)
本年度開発した9商品を連携企業などと共に試食し意見を交わした
【苫小牧発】静内農業高校(赤穂悦生校長)は、新ひだか町をはじめとする地元産業団体等と連携して特産品開発を行う「静農商品開発促進プロジェクト」に取り組んでいる。2年目となった5年度は計9商品を開発。今後、企業ごとに商品の生産を行い販売に向け準備を進める。また、2月に東京ビッグサイトで開催される日本最大の商談会「グルメ&ダイニングスタイルショー」に出品し、高校生が開発商品の商談を担当する予定。
同校食品科学科は、4年度から新ひだか町をはじめとする地元産業団体等と連携して、特産品の開発を目指す「静農ブランド開発促進プロジェクト」に取り組んでいる。
本年度は地元企業の思いを取り入れながら、地場産食材のミニトマトやサケ、コンブ、三石牛等を活用して計9商品を開発。5企業と連携し1年間かけて開発を行ってきた。
1月24日には新ひだか町の大野克之町長をはじめ、連携企業の㈱ひだかミート、㈲くしやフーズ、㈲一力や農業協同組合、商工会等から計17人が来校。同校生徒、教職員を含め計87人が一堂に会し、開発した商品の試食会を実施した。
本年度開発した焼き昆布と鮭のフレークや日高昆布かおる旨塩だれ、ミニトマトゆたかスパイシーカレーだれ、静農サブレ(プレーン、キャラメル、ピスタチオ)など9商品を試食し、高校生と意見交換を行った。
今後は、企業ごとに商品の生産を行い、販売に向け準備を進める。
また、2月6~8日に東京ビッグサイトで開催される日本最大の商談会「第35回グルメ&ダイニングスタイルショー春2024」の山の恵みプロジェクトブースに出店し、高校生が開発商品の商談を担当する予定。
開発に携わり商談会に参加する食品科学科2年の遠藤愛歩さんは「事業者の思いを胸に刻んで、商品を精いっぱいPRしてきたい」と意気込んでいる。
大野町長は「本年度で2年目を迎えるが、前年度よりもパッケージの精度が高くなっている。ぜひ、これからも頑張ってほしい」と生徒たちを激励した。
(学校 2024-01-30付)
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