岩見沢北村小で建設企業出前授業　土木は人の役に立つ　環境問題とのつながり学ぶ

（学校 2024-01-31付）

模型を使用し遊水地について説明

　【岩見沢発】岩見沢市立北村小学校（角銅隆校長）で２３日、建設企業㈱砂子組による環境問題と土木に関する出前授業が行われた。４年生１０人が参加。児童は土木の仕事や環境問題について理解を深めた。

　同社は、北村地区で施工を行っていることから、砂子組の加來孝志工事長が中心となって出前授業を企画。児童たちに土木の魅力を伝え、環境問題について考える機会を提供することを目的に実施した。

　この日、加來工事長のほか、開発局札幌開発建設部所管の北村遊水地事業が同校の近くで行われていることから、札幌開建岩見沢河川事務所の渡邊一靖調査課長が講師として参加。加來工事長と共に授業を展開した。

　はじめに、加來工事長は土木について「道路や橋などを造って、人々の生活や安全を守っている」と仕事内容を説明。施工中の映像などを使用し、土木のやりがいや魅力を伝えた。

　また、環境問題では、同校に設置している全ての蛍光灯をＬＥＤ照明に取り換えると、年間で電気量や電気代、ＣＯ２排出量にどれほど差があるのかを解説。このほか、自分たちができる環境への配慮について伝えた。

　続いて、渡邊調査課長が北村遊水地について説明。模型を使って、遊水地の目的、仕組みなどを分かりやすく伝えた。

　加來工事長は「土木について知ってもらい、地域の安全を守り、人の役に立つ仕事だと理解してほしい。また、環境問題を考える機会のきっかけになれば」と話した。

　角銅校長は「キャリア教育として、子どもたちの将来の選択肢が増える。貴重な機会をいただき、とてもありがたい」と謝辞を述べた。

(学校 2024-01-31付)