札幌市　全国体力等調査結果　小男女、握力が全国超　小男子３種目で全国上回る

（札幌市 2023-12-26付）

５年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果　札幌市における実技に関する調査（クリックすると拡大表示されます）

　スポーツ庁が公表した５年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果によると、札幌市では小学校男女「握力」、小学校男子「ソフトボール投げ」、小学校男子「立ち幅跳び」で全国平均を上回ったことが分かった。体力合計点は、小・中男女全て全国平均との差が縮まった。

　札幌市では、市立小学校の５年生１万４２５８人（男子７２９４人、女子６９６４人）、市立中学校の２年生１万２７２２人（男子６４５８人、女子６２６４人）を対象に調査した。

　体力合計点は、小学校では男子が５１・３２点、女子が５２・２６点。中学校は男子が３８・２３点、女子が４１・５２点となった。全国平均を下回っているものの、４年度の結果と比較すると小・中男女全てで全国との差が縮まった。

　種目別にみると、小学校男子握力で０・５８ポイント、小学校女子握力で０・４１ポイント、小学校男子ソフトボール投げで０・１７ポイント、同立ち幅跳びで全国平均を超えた。

　質問紙調査では「運動やスポーツをすることは好きか」との質問に対し肯定的な回答をした児童生徒の割合は、小学校男子で９３・５％、女子で８６・３％。中学校男子で８９・６％、女子で７５・７％。全て４年度と同程度となった。

　「体育の授業は楽しいか」との質問では、小学校男子が９４・８％、女子が８９・０％。中学校男子が９０・７％、女子が８３・３％となった。特に中学校女子は、４年度より１・７ポイント上昇するなど改善がみられた。

　市教委は、来年１月の教育委員会会議で調査の分析結果を報告する予定。

(札幌市 2023-12-26付)