札幌市教委　６年度予算要求概要⑦

（札幌市 2023-12-26付）

保健福祉局

▽まなびのサポート費（レベルアップ）＝５６００万円

　生活困窮世帯の子どもに対する学習習慣の定着や高校進学を実現するための学習支援を実施、自己肯定感の向上につながる居場所の提供を実施。

▽子どもの補聴器購入費等助成費（レベルアップ）＝７９０万円

　身体障害者手帳の交付対象とならない軽度・中等度難聴の子どもの保護者に対する補聴器の購入費用等の助成、補聴援助システムの支給個数の拡充。

▽子どもの心の診療ネットワーク事業費＝１６００万円

　児童精神科医療に関する連携体制の構築、各支援機関の機能向上および適切な支援機関への案内

▽子どもの安心安全対策費＝１億４９００万円

　障がい児通所支援事業所に通う子どもの安全対策に資する装置等の導入費用の補助。

▽児童精神科医療体制拡充費（新規）＝４５００万円

　児童が安心して入院できる環境を提供するための児童精神科医療の体制拡充等。

▽医療的ケア児等短期入所補助金（新規）＝１６００万円

　医療的ケア児等を宿泊で受け入れる医療型短期入所事業所に対する補助。

▽自殺総合対策推進費（レベルアップ）＝２２００万円

自殺予防に関する相談支援、人材養成、普及啓発を行うほか、増加傾向にある子どもへの自殺対策を強化。

▽児童心理治療センター改修費＝１２００万円

　入所児童の新型コロナウイルス感染防止対策強化および環境改善等のための児童居室における多床室の個室化改修等。

▽医療的ケア児等支援推進費＝６５１万円

　医療的ケアを必要とする障がい児等への支援体制を強化するための専門研修の実施、サポート医師の配置。

▽医療的ケア児レスパイト事業費（新規）＝１８００万円

　常時の医療的ケアを必要とする児童の家族が休息を取りながら子育てを行える環境をつくるための訪問看護を提供。

▽障がい児地域支援マネジメント費＝３１００万円

　障がい児地域支援マネージャーによる「障害児通所支援事業所」への療育支援。

▽子ども医療助成費（レベルアップ）＝６０億９４９４万円

中学校修了前の子どもに対する医療費の一部助成。

▽ひとり親家庭等医療助成費（レベルアップ）＝９億１４０１万円

　ひとり親家庭等の子、母親または父親に対する医療費の一部助成。

▽おたふくかぜワクチン予防接種費＝３３２０万円

小児（１、２歳）を対象としたおたふくかぜワクチンの任意予防接種に対する費用助成。

▽児童虐待予防強化費（レベルアップ）＝５８００万円

　保健センターにおける心理相談員の配置や関係機関との連携、予期せぬ妊娠に係る相談窓口の設置等による妊婦および親子に対する支援の強化。

▽３歳児健診視覚検査費（レベルアップ）＝９００万円

　３歳児健診にて弱視スクリーニングを行うための視覚検査の実施区の拡大および体制整備。

▽歯科口腔保健推進費（レベルアップ）＝４７００万円

　歯科口腔保健対策の充実・強化および８０２０運動・オーラルフレイル対策等の推進。

▽小児慢性特定疾病児童等自立支援費（レベルアップ）＝１０００万円

　幼少期から慢性的な疾病に罹患していることによって自立に困難を伴う児童等に対し、相談体制の強化を図るとともに、ニーズに応じた各種事業を実施。

経済観光局

▽ものづくり企業人手不足対策費＝４５００万円

　人材確保に向けた若年層へのものづくりの魅力発信および企業の採用力強化や製造拠点における省力化・自動化に対する補助等の実施。

▽ＵＩＪターン就職移住支援費（レベルアップ）＝１億２９００万円

　道外の大学生等と道内企業等のマッチングを図るＵＩＪターン窓口の運営、移住支援金の支給、就職協定締結大学の開拓等。

▽奨学金返還支援費＝５０００万円

学生が地元企業に目を向ける機会の創出および若者の地元定着促進を目的とした、奨学金返還の支援。

▽半導体関連産業集積促進費（新規）＝２２００万円

　半導体・デジタル関連分野の人材育成、関連産業の拠点形成に向けた検討の実施。

▽バイオ産業成長促進費＝２０００万円

　バイオベンチャー企業の成長促進に向けたネットワークや研究開発環境の構築、理系学生を含めた研究人材の育成等。

▽観光人材育成支援費（レベルアップ）＝１９００万円

　観光ガイドの育成、大学と連携した観光専門人材の育成に加え、セミナーの開催やマッチングなどを通じた宿泊業人材確保支援の新規実施。

環境局

▽総合的環境教育推進費＝１６００万円

　環境教育・環境学習基本方針に基づく事業の実施。

（連載終わり）

(札幌市 2023-12-26付)