道教委等　道学校給食コンクール　倶知安町チーム最優秀　地元食材の魅力引き出し

（道・道教委 2024-01-15付）

４チームが地元食材を使って調理

　道教委と道学校給食会（松本邦由理事長）は１０日、札幌市内の道学校給食会で５年度道学校給食コンクールを開催した。道内から選ばれた４チームが出場し、地元食材を使用した創意あふれる和食給食のアイデアと技術を競った。審査の結果、「鶏じゃがの味噌照り丼」など３品目を調理した倶知安町学校給食センターが最優秀賞に輝いた。

　コンクールは、学校における食育を推進するため、各地域の様々な地場産物を活用した特色のある献立を全道に広め、学校給食の充実・向上、調理技術や衛生管理の高揚に資することを目的とする。１１回目となる今回、４年ぶりに調理実技審査を再開した。

　５年度のテーマは「郷土愛を育む　地場産物たっぷり！だしを活かした和食給食」。書類審査を通過した倶知安町学校給食センター、木古内町学校給食センター、芽室町学校給食センター、陸別町給食センターの４チームが調理実技審査に臨んだ。

　開会に当たり道教委の西口昌司教育指導監は「日頃から実践している衛生管理と調理技術を存分に発揮して食材の魅力を引き出し、自信を持って学校給食のアイデアを発表して」と期待した。

　続いて各チームが献立を発表。手洗い審査を経て調理を開始した。参加チームは地場産物の特性を生かし、丁寧にだしをとって減塩を図るなど工夫を凝らして取り組んだ。

　審査の結果、倶知安町学校給食センターが最優秀賞を受賞。献立は地元食材のジャガイモ、ゴボウ、豆腐、豆乳をふんだんに使い、赤みそで味付けした「鶏じゃがの味噌照り丼」、オーブンで加熱して香りを引き立てた「ごぼうのおかか煮」、だしとりを工夫することでうまみを引き出した「豆乳の味噌汁」の３品目となっている。

　次点となる優秀賞には芽室町学校給食センターが受賞。トウモロコシのだし炊きごはん、肉じゃが、ごまじゃこサラダ、たもぎたけの味噌汁の４品目を調理した。

　最優秀賞と優秀賞の献立は、本年度中に道議会食堂の特別メニューで提供する予定。参加４チームの献立は道教委のウェブページを通して全道に紹介する。

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最優秀賞の倶知安町チームの献立　

(道・道教委 2024-01-15付)