道教委　５年度教育功績者表彰式　“ありがとう”で笑顔に　受賞糧に今後の人生歩む

（道・道教委 2024-01-16付）

倉本教育長（右）から表彰状を受け取る松本校長

　道教委は１２日、ホテルポールスター札幌で５年度道教育功績者表彰式を執り行った。倉本博史教育長が受賞者一人ひとりに感謝状と記念品を贈呈。受賞した岩見沢市立岩見沢小学校の松本伸彦校長は、受賞を糧に、これからの人生を一歩一歩前に進んでいく決意を示した。

　表彰は、北海道の教育振興に特に顕著な功績のある職員や教育関係者を表彰し、その功績を報い、教育の振興に寄与することが目的。教育職員として在籍し、その功績が特に顕著な人、教育職員として特に模範とするべき行為のあった人などを毎年度表彰している。

　昭和２８年度から実施しており、６９回を迎えた今回で受賞者総数は６６７人。今回の受賞者は１０人で、うち表彰式には８人が出席した。

　はじめに、倉本教育長があいさつに立ち「北海道の持続可能な発展のためには、人づくり、地域づくりの基盤である教育の役割が極めて重要」と強調。「優れた実践は、多くの教職員や教育関係者を導き、各学校の教育活動の充実を図る上での道しるべとなるもの」と受賞者のこれまでの尽力にあらためて敬意を示した。

　その上で、道教委として「受賞者の功績をあらためて心に刻みながら本道の子どもたちが充実した学びのプロセスを通じて、社会に出るための力をしっかりと身に付け、北海道の未来を担う人材へと成長していくことができるよう本道教育の一層の充実・発展に取り組んでいく」との考えを示した。

　引き続き、倉本教育長が受賞者一人ひとりに表彰状と記念品を手渡し、本道の教育振興に尽力した功績をたたえた。

　受賞者を代表して松本校長が謝辞。様々な人との出会いを通して、培ってきた自身の教育信条“ありがとうで笑顔をつくる”を紹介し「子どもも大人も全ての人が価値ある存在を認め、相手のために行動することでそこからありがとうが広がり、笑顔が生まれてくると信じ、今日まで努力を重ねてきた」と振り返った。

　その上で「本日の栄誉ある教育功績者表彰の受賞を糧に、全ての皆さまへのありがとうの思いをしっかりと胸に刻み、笑顔でこれからの人生を一歩一歩前に進んでいきたい」と胸を張った。

(道・道教委 2024-01-16付)