道教委 教育局政策プレゼン事業 胆振、留萌など4局採択 人材育成や探究活動 6年度展開(道・道教委 2024-01-22付)
道教委は、教育局による政策プレゼンテーション事業の6年度採択局として胆振、留萌、宗谷、オホーツクの4局を決定した。振興局、市町村、地元企業、大学などと連携・協働のもと、将来を担う人材を育成するふるさと学習、高校の魅力化に向けた探究活動など創意工夫のあふれる取組を展開する。
政策プレゼンテーションは2年度から開始。昨今の社会情勢を踏まえた教育課題の解決に向け、本庁と教育局が各管内における具体的な課題や解決方策、成果の見通しを共有し、実行性のある取組を推進することを目的としている。
テーマは各教育局が地域の実情や課題等を踏まえて設定し「地域の教育課題を的確に把握したテーマ選択か」「振興局、地域団体など多様な主体と連携・協働した取組か」など7項目の観点から、教育長をはじめとする幹部職員が評価。
昨年12月に教育局長によるプレゼンテーションを実施し、4教育局を採択した。
胆振局では、これまで取り組んできたふるさと学習の成果を踏まえ、小中高による発表会や中高生を対象としたふるさとリーダー研修会を開催するほか、地域紹介動画を新たに制作するなど、地域を担う人材育成の取組を展開する。教育局・振興局の若手職員が連携・協働して事業を実施し、地元の高校・企業に進学・就職する生徒の増加を図る。
留萌局では、北海道大学と連携して取り組んだSDGs・ゼロカーボンの探究活動をもとに、学校間や関係機関との連携を強化する。管内の全高校生が参加する「学校横断型プロジェクトチーム」を編成することで各高校における探究活動の水準向上を図るほか、探究過程の初期段階から自治体・企業に参画してもらうなど、関係機関との密接な連携を図って取組を進める。
宗谷局では3年度から実施している「SOYA未来プロジェクト」を継承・発展させ、管内で働く人々を題材とした動画「宗谷のお仕事を探そーや!」を拡充し、将来に夢や目標を持つ子どもの育成につなげる。動画は育英館大学と連携して制作し、教員を重点に取り上げることで管内の学校の魅力を積極的に発信する。
オホーツク局では「教員育成 産官学連携プロジェクト」を始動。教育局がパイプ役となって学校・企業・行政をつなぐ新たな試みで、職種説明や地域連携の実践事例などをテーマとする教員向けオンライン研修会を開催する。学校が地域や行政と連携する力を高めるとともに、地域の子どもたちの成長を支える人材の育成につなげる。
4月から各教育局で事業を展開。7年2月に予定している成果報告会で取組の成果を発表し、全道への普及を図る。
採択教育局とテーマはつぎのとおり。
▼胆振=ふるさと(胆振)を担う人材の育成
▼留萌=留萌管内高校・北海道大学SDGs・ゼロカーボンプロジェクト
▼宗谷=SOYA未来プロジェクト2024
▼オホーツク=教員育成 産官学連携プロジェクト(SKGプロジェクト)
(道・道教委 2024-01-22付)
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