道教委等が学校調理講習会　乳和食レシピに挑戦！　衛生管理の留意点学ぶ

（道・道教委 2024-01-23付）

大矢氏が調理実習を指導した

　道教委と一般社団法人道乳業協会は１１日、札幌エルプラザで道立夜間課程を置く高校・特別支援学校調理講習会を開いた。乳和食推進リーダーの大矢小百合氏が講師となり調理実習を実施し、牛乳による風味付けや減塩を図った多彩な献立を伝えた。

　講習会は、児童生徒の健康の保持増進を図るため、牛乳を用いた調理実習を通して調理技術と衛生管理の意識の向上を図り、学校給食の充実に資することが目的。道立夜間課程の設置高校・特別支援学校に勤務する給食調理員・調理員１１人が参加した。

　開会に当たり健康・体育課の中野超課長補佐は「みそやしょうゆなど伝統的な調味料と牛乳を組み合わせることで、食材本来の風味や特徴を生かした調理の工夫・秘訣を学んでもらい、これからの業務に役立てて」と期待した。

　続いて大矢氏が講師となって調理実習を開始。乳清を使ったサツマ芋の黒ごまおこわ、ミルクみそ汁、小松菜としめじのカッテージチーズのわさび醤油和えなど様々な料理を調理した。唐揚げは牛乳、塩こうじ、カレー粉を使い減塩するなど工夫を凝らした。

　最後に健康・体育課の三好明子指導主事が「学校給食衛生管理基準に基づいた衛生管理」と題して講義。ノロウイルスやサルモネラ菌など食中毒を予防する注意事項を伝え、自覚と責任を持った衛生管理で安全・安心な学校給食の提供に努めるよう呼びかけた。

この記事の他の写真

牛乳を使った献立が食卓を彩る

(道・道教委 2024-01-23付)