大学生が学校現場を体験 ほっかいどう教志ゼミ試行 道教委 初年度は3大学参加(道・道教委 2024-01-19付)
道教委は教職の魅力啓発の取組の一環として、大学生を対象とした「ほっかいどう教志ゼミ」を1月下旬から2月にかけて試行する。学校視察や遠隔学習会を計6回開催する予定で、試行実施となる5年度は道教育大学、道文教大学、星槎道都大学の学生が参加し、教職のやりがいや学校現場の実践に直接触れる機会の充実を図る。
全国の公立学校教員採用選考試験の採用倍率は平成12年度の13・3倍をピークに下降し、5年度(4年度実施)は3・4倍と4年連続で過去最低値を記録。道・札幌市においては3・2倍となり、教員のなり手不足が長期化している。
道教委は、継続的・安定的な教員の確保を図るため、大学生を対象とした草の根教育実習、高校生を対象としたセミナーやインターンシップの開催など様々な取組を展開。次年度以降のプログラム化に向けた新たな取組として「ほっかいどう教志ゼミ」を開始する。
学校視察は26日と31日に恵庭市立恵み野小学校、北広島市立東部中学校でそれぞれ実施する予定で、授業参観や現職教員との座談会などを行い、教師の資質向上や教職の魅力啓発を図る。
遠隔学習会は2月に計4回の開催を予定。授業づくりの工夫を学ぶ演習や、実際の授業を想定した模擬授業体験に挑戦する。
◆学生ボランティアつながるサポート
道教委は、本年度から「学生ボランティアつながるサポート」を試行する。本サポートは、小・中学校における大学生のボランティア活動を促進するため、道教委が、教員養成課程のある大学と市町村教委の橋渡し役を担う取組。
今冬は北翔大学と藤女子大学の学生が参加し、それぞれ江別市、石狩市内の学校で学習サポートなどのボランティア活動を行う。
(道・道教委 2024-01-19付)
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