道公立小中事務職員協がセミナー　学校づくりの一翼担い　佐々木会長講話等通し研鑚

（関係団体 2024-01-24付）

小中事務職員協冬季セミナー

　道公立小中学校事務職員協議会（佐々木一会長）は１２日、札幌市内の道教育会館で経験年数の少ない事務職員のための冬季セミナーを開催した。道内の若手事務職員３０人が参加。佐々木会長による講話や本部役員によるポスターセッションなどを通して、学校づくりの一翼を担う学校事務職員としての資質・能力向上を図った。

　経験年数の少ない学校事務職員を対象に、平成２３年度から開催しているもの。新型コロナウイルス感染症の影響で、対面形式での開催は４年ぶりとなった。

　佐々木会長はあいさつで「学校づくりの担い手として学びを深めるとともに、セミナーを通して相互の関係性を一層深めてほしい」と期待した。

　研修では、北海道労働金庫営業推進部の担当者が「社会人として知ってほしいお金の話」と題して、日常生活に使えるお金“可処分所得”の向上に資する事例を紹介。自家用車や住宅購入に係るローンの利率、クレジットカードの利用に関する留意事項、奨学金返済に係る負担などを説明した。

　佐々木会長は「事務職員を名乗るならこれくらいは知っておけ！」をテーマに①事務職員協議会の組織の成り立ち②事務職員の年代構成とその背景③学校事務・学校事務職員の歴史と現在地―など７項目にわたって解説。平成２９年の学校教育法および地教行法改正、令和２年の文部科学省通知などに触れながら、学校事務職員を取り巻く環境の変化や、学校事務職員として子どもたちの健やかな成長の担い手としての自負を訴えた。

　このあと、佐々木会長をはじめとした本部役員がポスターセッション。「引き継ぎ補助資料の作成」「学校予算書作成のポイント」「教育環境整備」「子どもたちとの接し方」など７ブースを用意し、若手事務職員の実践力向上を願ってプレゼンテーションした。

(関係団体 2024-01-24付)