釧路管内教委連　教委委員研修会　教育課題解決へ研鑚　釧路局・角田社教班主査ら講演

（関係団体 2024-01-31付）

釧路管内町村教育委員会連絡協議会・管内教育委員研修会

　【釧路発】釧路管内町村教育委員会連絡協議会（辻川尚志会長）は２４日、釧路市内の釧路センチュリーキャッスルホテルで５年度管内市町村教委教育委員研修会を開いた。関係者約３０人が参加し、釧路教育局の角田淳社会教育指導班主査や気象庁釧路地方気象台の突廻憲次予報官らによる講演を通して、管内教育行政の推進・向上に向け研鑚に努めた。

　開会に当たり辻川会長があいさつ。年始に発生した能登半島地震について触れるとともに、道東地方でも地震が発生していることから「この機会に防災に関わる知識を深めてほしい」と呼びかけた。また、コロナ禍以降４年ぶりの開催となる同会の参加者に対し積極的な交流を図ることを求めた。

　続いて、釧路局の角田班主査が「障がい者の生涯学習」をテーマに講演。道教委における障がい者の生涯学習の取組や市町村（地域）に期待される取組として文部科学省が示した「障がい者の多様な学習活動の充実」「障がいの有無にかかわらず共に学ぶ場づくり」「障がい者の学びを推進するための基盤の整備」など五つの項目を紹介した。また、取組の推進に際して「合理的配慮は環境や状況を踏まえた上で、建設的な話し合いを行っていくことが重要」だと述べた。

　このほか、気象庁釧路地方気象台の突廻予報官と高橋洋志主任技術専門官が「災害から身を守るために役立つ気象情報」「北海道の地震と津波」と題し防災に関する講演を行った。自然災害発生時に必要な適切な情報収集の方法や避難行動の在り方を学んだ。

(関係団体 2024-01-31付)