健康診断のプライバシー保護へ 検査時 着衣やタオルで 文科省 医師連携で説明を（国 2024-01-25付）
文部科学省は２２日付で、児童生徒のプライバシーや心情に配慮した健康診断の実施を求める通知を都道府県・指定都市教委などの関係者に送付した。検査・診察時は原則、着衣やタオルなどで体を覆うよう求めた。
児童生徒のプライバシー保護が課題となる中、学校保健関係者の意見聴取をもとに検査・診察における対応、検査・診察時の服装、関係者間の連携などの考え方をまとめたもの。
「男女別に検査・診察を行う」「体が周囲から見えないよう囲いやカーテンで個別の検査・診察スペースを用意する」「女子の検査・診察に立ち会う教職員は女性となるよう役割分担を調整する」などの具体例を示し、学校の施設設備の状況や実施体制に応じた対応を要請した。
検査・診察時の服装は原則、正確な検査・診察に支障のない範囲で体操服や下着の着用、またはタオルなどで体を覆うこととし、必要に応じて視触診や聴診器を入れることを児童生徒や保護者に事前説明する。
円滑な健康診断の実施のため、学校と学校医は共通認識を持った上で保護者への事前説明を実施する。
市町村においては地域の医師会と検査時の服装を含めた具体的な検査・診察の方法を協議・周知するとした。
(国 2024-01-25付)
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