紋別市6年度予算案 地域スポーツクラブ移行8年度開始へ 小・中全学級に電子黒板
(市町村 2024-02-15付)

 【網走発】紋別市は8日、6年度予算案を発表した。一般会計の総額は、前年度比8・5%減の368億699万円。教育費には42・5%減の14億5580万円を計上した。紋別小学校屋体棟大規模改修や運動公園自由広場改修などが完了したことが大幅減額の要因となっている。

 GIGAスクール推進事業では、本年度に引き続き電子黒板を導入し、市内小・中学校の全てのクラスにおいて配備を完了させる予定。また中学校の生徒用クロームブック150台を更新する。

 新規の地域スポーツクラブ準備事業では、部活動地域移行コーディネーターを新たに配置し、8年度のスポーツクラブ移行開始を目指して6、7年度の2年間で準備を進めていく。

 教育関連の主な事業はつぎのとおり。

▼総務費

▽海外青少年交流=665万円―タイ青少年短期(9日15人)、長期(6ヵ月2人)留学受け入れ

▼教育費

▽スクールカウンセラー配置=430万円―小・中学校スクールカウンセラー配置2人

▽学校規模適正化検討=151万円―先進事例視察など

▽学力知能状況調査=362万円

▽スクールソーシャルワーカー配置=2人

▽市教育向上プロジェクト=95万円

▽遠隔システム導入・債務負担=191万円

▽学校運営協議会コーディネーター配置=145万円

▽特別支援教育コーディネーター配置=334万円―1人

▽特別支援教育支援員配置・小学校=3684万円―13人

▽特別支援教育支援員配置・中学校=1380万円―5人

▽学習サポーター配置・小学校=1757万円―5人

▽学習サポーター配置・中学校=1162万円―3人

▽スクールサポートスタッフ配置・小学校=348万円―5人

▽スクールサポートスタッフ配置・中学校=209万円―3人

▽GIGAスクール推進・小学校=7394万円―児童用学習教材および指導者用デジタル教科書、ICT支援員配置、電子黒板購入38台

▽GIGAスクール推進・中学校=4324万円―児童用学習教材および指導者用デジタル教科書、ICT支援員配置、電子黒板購入17台、生徒用クロームブック150台

▽教員住宅改修(拡充)=5450万円

▽小学校施設整備=3487万円―渚滑小の屋体棟床改修、上渚滑小の校舎棟屋根防水改修

▽小学校公務補作業者更新=159万円

▽中学校公務補作業者更新=318万円

▽紋別高校活性化(拡充)=3967万円―学力向上支援、部活動支援、生活支援、高校PR補助金

▽学生寮運営・債務負担=3159万円

▽学生寮建設(新規)=3億3087万円

▽部活動支援=745万円

▽学校図書館司書等配置・小学校=1010万円―司書報酬等3人

▽学校図書館司書等配置・中学校=686万円―司書報酬等2人

▽芸術文化振興=1060万円―ホットランドオホーツク事業

▽音楽合宿誘致=400万円―オホーツク紋別音楽セミナー開催補助金

▽働く世代のスキルアップ=75万円―スキルアップ学習支援アプリ使用料など

▽学校支援地域本部(拡充)=392万円―地域学校協働活動推進員報酬等1人、学校支援協力団体人材謝礼など

▽地域文化倶楽部運営(拡充)=1321万円

▽デジタル講座運営=166万円

▽市民会館整備=1億3685万円

▽文化会館整備=8672万円

▽ブックスタート(拡充)=47万円―読み聞かせ用絵本配布等(7ヵ月、1歳6ヵ月、3歳の3回実施)

▽図書館システム運用=183万円

▽学校図書館システム運用=82万円

▽電子図書館運用=296万円

▽博物館特別展・企画展開催=150万円

▽博物館整備=433万円

▽博物館等冷房整備(新規)=189万円

▽文化財整備=938万円

▽上渚滑町民センター改修=317万円

▽生涯学習センター整備(新規)=198万円

▽スポーツ合宿誘致=3936万円―スポーツ振興支援員報酬等1人、スポーツ合宿助成金(城西大学駅伝部ほか22団体)など

▽コンサドーレ相互交流協定=217万円

▽スポーツ指導者招聘=1226万円―サッカー指導者1人、野球教室等実施

▽横浜高校野球部交流=404万円

▽地域スポーツクラブ準備・債務負担(新規)=2692万円―部活動地域移行コーディネート、落石アリーナ管理運営など

▽体育施設等整備=9439万円―渚滑体育館、武徳殿、スポーツセンター、運動公園、落石アリーナ、パークゴルフ場、健康プール

▽スキー場整備=1億9991万円

▽スノーパーク運営=1398万円

▽健康プール改修=3103万円

▽体育施設冷房整備(新規)=233万円―大型扇風機(60㌢)18台、大型扇風機(45㌢)44台

(市町村 2024-02-15付)

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