胆振管内教委連 教委委員研修会 教育行政諸課題解決へ 防災対策や特別支援教育等(関係団体 2024-02-21付)
胆振管内管内教育委員会委員研修
【室蘭発】胆振管内教育委員会連絡協議会(会長・安藤尚志白老町教育長)は13日から2日間、洞爺湖町内の洞爺観光ホテルで管内教育委員会委員研修会を実施した。管内市町教委の委員36人が参加。近年頻発化する自然災害への防災対策や、特別支援教育の充実など、講義を通して教育行政上の諸問題について理解を深めた。
研修会は教育行政上の諸課題等について理解を深めるとともに、教育の今後を展望し、管内市町教委の円滑な運営と教育の充実に資するもの。新型コロナウイルス感染症の影響によって、日をまたいでの開催は4年ぶりとなる。
開催に当たり安藤会長があいさつ。「現在の先行きが不透明な時代において、持続可能な社会の担い手を育成するには、教員の成長が不可欠。生徒を指導する教員も成長し続ける存在でなければならない」と求めた。
来賓あいさつに立った胆振教育局の針ヶ谷一義局長は「部活動の地域移行やICT活用の推進など、学校を取り巻く環境は目まぐるしく変化している。胆振管内では、子どもの視点に立ち、一人ひとりに焦点を当てた教育を目指して取組を進めている。研修会がその一助となることを願っている」と期待した。
初日は室蘭工業大学の田村亨名誉教授が「地震・津波における学校の防災対策等」と題して講演。「日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震が発生した際に想定される被害規模を受け止め、正しく恐れることが重要となる」と話し、防災に係る意識や対策の重要性を強調した。
2日目は道立特別支援教育センターの今井章文所長が「地域における特別支援教育の充実」と題して講演。自立・社会参加に向けた主体的な取組の支援や、子どもの本当の理解者になるための心構えなどを伝えた。
(関係団体 2024-02-21付)
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