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道小会長に末原氏　札幌元町小　研鑚し学び続ける校長に　事務局長は田邊氏・札幌山鼻南小
（関係団体 2024-02-27付）

道小学校長会・理事研修会

　道小学校長会は２２日、ホテルライフォート札幌で第５回理事研修会を開催し、６年度新会長に札幌市立元町小学校の末原恵蔵校長を決定した。末原新会長は、複雑・多様化する教育課題に対応するため、研鑚し学び続ける校長の責務を強調。６年度の道小研究大会空知・岩見沢大会、８年度の全連小研究協議会北海道大会の開催に向け、着実に準備を進めていく考えを示した。

　開会に当たり森田智也会長があいさつ。慢性的な教員不足や働き方改革など山積する教育課題を踏まえ、関係機関に関係者の声を届ける取組を一層強化する必要があると指摘した。また、昨年９月の渡島・北斗大会に尽力した関係者に感謝の言葉を述べ、次年度研究大会に向け結束を呼びかけた。

　議事に移り５年度の会務や各部の活動を報告。６年度の事業計画では、８年度の全連小研究協議会北海道大会の開催に向けた委員会の設立や、９年度以降を見据えて持続的な研究大会の在り方を検討する企画研修委員会の設立を提案した。

　最後に新会長・事務局長の選考結果を発表。新会長は札幌市立元町小の末原校長、新事務局長は札幌市立山鼻南小学校の田邊芳明校長にそれぞれ決定した。

　末原新会長は「正論を以て正道を歩む」道小の理念と伝統を受け継ぎ、力を合わせて前進する決意を表明。「志高く挑戦し続け、子どもたちと学校の未来を見据えたビジョンを持ち、確かな判断力と決断力を持って実行するリーダーになるため、私たち校長自身が研鑚に励み学び続ける必要がある」と述べ、６年度第６８回道小空知・岩見沢大会に向けて着実に準備を進める考えを示した。

　８年度の全連小研究協議会北海道大会に向けては、開催地区の札幌市小学校長会と緊密に連携し準備を進めるとし「“分科会の充実こそが最大のおもてなし”という道小の理念を大切に受け継ぎ、全国の校長とのかけがえのない学びの場の実現を図っていく」と述べた。

　その上で「道小としての凝集性をより一層高め、組織を活性化させるとともに、道中、道公教、道教委、市町村教委など教育関係団体との連携を図りながら、田邊事務局長ともども“チーム北海道”として北海道教育の充実に努めていく」と決意を示した。

　６年度の役員体制は５月１３日開催予定の第６７回総会・研修会で承認する。