ふるさと納税返礼品を開発　月形高　月形町など４者と　空港スタッフ制服活用しバッグ

（市町村 2024-03-22付）

キャリーオンバッグのデザインが採用された目黒さん

　【岩見沢発】ＡＮＡグループのＡＮＡあきんど㈱と月形町、月形刑務所、月形高校（安達妙己校長）の４者が「ＡＮＡのふるさと納税」限定のオリジナル返礼品を共同開発した。空港スタッフが着用していた制服を活用し、オリジナルバッグを作製。月形高はバッグのデザインを担当した。うち一つを考案した目黒好香さん（２年）は「実際に形になってうれしい」と笑みを浮かべた。

　商品開発に当たっては、月形高の授業の一環としてバッグのデザインを制作。計２０個あるデザインの中から２種類のバッグが採用された。バッグの製作は刑務所作業として月形刑務所が行った。

　そのうち一つのデザインを担当した目黒さんは、性別・年齢に関係なく、機能性に優れた新しいデザインをテーマに制作。また航空会社のイメージからキャリアケースと共に運べるキャリーオンバッグを想定してデザインしたという。「デザイン案を考えたのは自分だが、先生や友達などの協力があって作品ができた。実際に形になってうれしい」と笑みを浮かべた。

　担当した駒谷綾子教諭は「ニーズを考えてデザインすることができたと感じる。考え、試作し、企画書を作るという一連の流れは、生徒にとっていい経験になった」と話した。

(市町村 2024-03-22付)