道教委のチャレンジテスト　メクビット版　４月から配信　検証改善へ　分析資料提供

（道・道教委 2024-03-27付）

　道教委は「ほっかいどうチャレンジテスト」の６年度配信計画をまとめた。次年度から文部科学省のＣＢＴシステムＭＥＸＣＢＴ（メクビット）に完全移行し、４月５日から前年度問題の配信を開始。学期末問題は６～８月と１１月～７年１月にそれぞれ配信する。結果分析や検証改善に役立てるよう分析資料を学校に提供し、学力向上に向けた取組を支援する。

　授業の振り返りや家庭学習などで活用できるチャレンジテストは平成２１年度から実施。グーグルフォームを活用したＣＢＴ版テストは３年度から導入しており、１人１台端末を活用した学びの充実や教職員の業務改善を図るため、次年度からからメクビット版へと完全移行する。

　各学校がメクビットにログインして児童生徒に問題を配信し、学習ｅポータルを経由してメクビットにログインした児童生徒が解答する。解答時間は２０分程度（前年度問題の一部は４０分程度）。結果は自動で採点・集計され、配信最終日の１週間後に結果を提供する。各設問の正答率などの分析資料も提供し、各学校で分析や検証改善を行うことができる。

　前学年のまとめの問題を配信する前年度問題は４月５日～５月１０日に配信。学習内容の定着状況を把握する１学期末問題は６月１７日～８月２３日、２学期末問題は１１月１８日～７年１月２４日にそれぞれ配信する。対象教科は小中各学年の国語、社会、算数・数学、理科、英語の５教科。期間外に実施することはできないため、計画的なテストの実施を呼びかけている。

　前年度問題や学期末問題の課題に対応したサポート問題（紙版）はグーグルドライブを経由して送付する。対象教科は各学年の国語、算数・数学の２教科で、授業、朝学習、放課後学習、家庭学習などで活用できる。これらの印刷・採点・集計等は各学校で行う。

(道・道教委 2024-03-27付)