フードロス削減アイデアコンテスト　６チームの功績たたえ　道知事賞の夕張高など発表

（道・道教委 2024-03-28付）

夕張Ｆ００ＤＬＯＳＳ無くし隊

　フードロス削減コンソーシアム、北海道科学技術総合振興センター（ノーステック財団）主催の第３回チャレンジ！フードロス削減アイデアコンテストの表彰式が２２日、北海道大学ＦＭＩ（フードメディカルイノベーション）国際拠点で行われた。各賞を受賞した６チームの高校生・高等専門学校生が考案したアイデアを発表。うち最高賞となる道知事賞を受賞した夕張高校（濵村隆康校長）の夕張Ｆ００ＤＬＯＳＳ無くし隊は、夕張メロンの鮮度を保持させるバッグを用いた実験結果を紹介した。

　コンテストは、次世代を担う高校生や高等専門学校生を対象に、北大が開発したプラチナ触媒による保存技術を活用したフードロス削減のアイデアを募集し、優れたアイデアを表彰するもの。

　今回は８校１２チームの応募があり、参加チームは実際のプラチナ触媒を使って実証を行い、動画で成果をまとめた。

　２２日に北大ＦＭＩ国際拠点で開催した「フードロス削減コンソーシアム第４回フォーラム」内で執り行われた表彰式では、受賞した６チームの高校生および高等専門学校生がアイデアを発表した。

　うち最高賞の道知事賞に輝いた夕張高・夕張Ｆ００ＤＬＯＳＳ無くし隊は、夕張メロンの鮮度保持に向け、上部にプラチナ触媒を設置するポケットを取り付け、メロンから発生するエチレンガスを分解する「鮮度保持運搬バッグ」を開発。バッグを用いて行った実験結果を発表した。

　発表後、代表生徒は「次年度は本年度の成果を生かして新たな継続した取組を進めていきたい」と熱意を見せた。

(道・道教委 2024-03-28付)