中札内村教委　中学校部活動や少年団　指導者対象に　年５回研修　医学やハラスメントなど

（市町村 2024-04-09付）

　【帯広発】中札内村教委は６年度、中学校部活動や少年団の指導者等を対象とした研修を実施する。村外から専門家や指導経験者を講師に招き、年５回を予定。医学やハラスメントなど、スポーツ指導に関わる最新情報を提供する。

　村教委は部活動の地域移行に関わり、５年度に協議会設立や村民との意見交換、ニーズ把握に向けたアンケート調査などを実施。少年団の９年制を目指し、剣道少年団の地域クラブ化、子どもへの指導を主活動とするバドミントン協会の設立などを進めてきた。

　外部人材が部活動や少年団活動に携わる機会が増えていく中、指導者の資質向上を図るため、村教委は６年度に研修の実施を計画している。年５回を予定しており、医学や科学、ハラスメントなどに関する最新情報等を提供する。

　講師は村外の専門家や指導経験者への依頼を検討しており「特に、長く現場に携わっている指導経験者からは、これまでの経験を踏まえた身になる話を聞くことができる」としている。参加対象者を制限せず、部活動顧問や外部指導者に加え、少年団入団者の保護者や村民などにも周知していく。

　今後、協議会と検討を重ねながら、集団スポーツ等でも地域人材の協力を得ていく見通し。

　部活動地域移行コーディネーターの高橋慎氏は「指導者の資質向上に向けて、スポーツ等に関わる新しい情報を幅広く共有したい」「部活動地域移行の目的に沿って、スポーツ環境に対する村民の関心を高めていきたい」と話している。

(市町村 2024-04-09付)