道立美術館の美術品購入で寄付募集 道教委がサポーター制度 ふるさと納税など税制控除も
(道・道教委 2024-06-04付)

 道教委は美術品購入サポーター制度を創設し、3日から寄付者の募集を開始した。道立美術館が安定的に美術品を収集できるよう、個人・企業・団体から支援を募る新たな試み。希望者には道立美術館等の所蔵作品の画像を使用した「北海道美術品購入サポーターカード」など希望の礼品を提供するほか、寄付者の名前をウェブページや美術館のパネルで紹介する。

 同制度は、道立近代美術館、三岸好太郎美術館、旭川美術館、函館美術館、帯広美術館、釧路芸術館における継続的な美術品の購入のため広く寄付を募集し、各美術館におけるコレクションの充実を図ることが目的。これまでも運用している道美術品取得基金と合わせ、美術品購入の財源に充てる。

 個人が寄付する場合、ふるさと納税制度による税額控除が利用できる。

 企業・団体の場合、寄付金の全額で税務上の損金算入が可能となる。また、道外に本社機能を置く企業に限り、一定条件のもとで企業版ふるさと納税が活用できる。

 寄付者全員には知事礼状を送付するほか、希望者にはさらに、各館のコレクション画像を使用した「北海道美術品購入サポーターカード」を1枚と展覧会チラシなどの広報物などを送付する。

 寄付者の名前は道教委ウェブページに掲載するほか、作品の解説動画でも表示。寄付者の名前を記載したパネルも作成・展示する(匿名も可能)。年度ごとに購入した美術品と全体の寄付額を公表する。

 寄付の申請方法は、道電子申請システムによるオンライン申請または道美術品購入サポーター制度寄付申込書の郵送、FAX、メールいずれか。

 担当は、文化財・博物館課博物館係・電話011(204)5747、FAX(232)1076、メールkyoiku.bunka@pref.hokkaido.lg.jpまで。

(道・道教委 2024-06-04付)

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