7年度特別支援学校配置計画案 本科定員1700人 知的障がい3学級減
(道・道教委 2024-06-05付)

 道教委は4日、7年度公立特別支援学校配置計画案を発表した。定員は6年度から6学級8人減の265学級1700人で、専攻科が増減なしの4学級32人。うち知的障がいは3学級11人減、肢体不自由は2学級11人減少した。

 道教委は、進路希望者数を本科1437人、専攻科19人と見込み、定員比率は本科118・3%、専攻科168・4%となっている。

 障がい種別にみると、視覚障がいが本科4学級17定員で、札幌視覚支援学校の普通科1学級の定員減。専攻科は3学級24人定員で増減はなかった。

 聴覚障がいは、本科6学級38人定員、専攻科1学級8人定員で増減なし。

 知的障がいは、本科218学級1504人定員。内訳は、学級増が10校3学科12学級で、函館高等支援学校など2校が職業学科2学級、美唄養護学校など6校が普通科7学級、平取養護学校など2校が普通科(重複)3学級で定員増となった。

 学級減は12校2学科15学級。札幌養護学校白桜高等学園など5校が普通科5学級、美唄養護学校など8校が普通科(重複)10学級で定員減となった。

 肢体不自由は、本科31学級108人定員。学級増は、2校1学科3学級で、内訳は真駒内高等養護学校など2校が普通科(重複)3学級で定員増となった。

 学級減は、5校2学科5学級で、内訳は岩見沢高等養護学校が職業学科1学級、手稲養護学校など4校が普通科(重複)4学級で定員減となった。

 病弱は、本科6学級33人定員で増減はなかった。

 道内6圏域ごとに8、9年度までの2ヵ年における知的障害特別支援学校高等部における配置の見通しをみると、8年度に道央圏で8学級相当、オホーツク圏で1学級相当の学級増が必要と見込んでいる。

(道・道教委 2024-06-05付)

その他の記事( 道・道教委)

道立学校の時間外在校等時間 高校は全ての月で減少 45時間以上 繁忙期は4割

表.1  道教委は道立学校の教育職員に係る時間外在校等時間の5年度の状況をまとめた。高校における教育職員1人当たりの時間外在校等時間の平均値は全ての月で減少。月45時間を超えている教育職員の割合は最...

(2024-06-06)  全て読む

自主的学習・生活習慣確立事業報告会 家庭学習でICT活用 道教委 個別最適な学び充実へ

自主的学習・生活習慣確立事業報告会  道教委は5月30日、オンラインで自主・自律的な学習習慣・生活習慣確立モデル事業第1回SBS(事例報告会)を開いた。事業の趣旨や取組内容を共有。道内の児童生徒がICT機器の有効性を感じている...

(2024-06-06)  全て読む

十勝局 働き方改革推進会議 推進校の実践共有 幕別清陵高、帯広西陵中が発表

働き方改革推進会議  【帯広発】十勝教育局は5月27日、第1回管内学校における働き方改革推進会議を開いた。オンラインで教育関係者11人が参加。働き方改革推進事業の推進校の実践発表や意見交換を通して、管内の実情に...

(2024-06-05)  全て読む

釧路局 特支コーディネーター交流会 個別計画へ  の活用考える 課題共有型の引継ぎ可能に

特支コーディネーター対象オンライン交流会  【釧路発】釧路教育局は5月21日と28日の2日間、特別支援教育コーディネーターを対象としたオンライン交流会を開催した。2日間で管内小・中学校、義務教育学校、高校の特別支援教育コーディネータ...

(2024-06-05)  全て読む

道教委・中島教育長が就任会見 社会の変化 乗り越える力を 教員確保、部活動改革は急務

中島教育長就任会見  道教委の中島俊明教育長は3日、道庁別館で就任に当たっての記者会見に臨んだ。中島教育長は「急激な社会的変化の荒波を乗り越えていける力を子どもたちが身に付けるため、全力を尽くしていく」と決意を...

(2024-06-05)  全て読む

道教委 7~9年度高校配置計画案 岩見沢新設校 “文理探究科”に 南茅部 9年度募集停止

 道教委は4日、7~9年度の公立高校配置計画案を発表した。7年度計画では、岩見沢東高校と岩見沢西高校の再編統合に伴い、市内に新設する普通科新学科の名称を「文理探究科」としたほか、通学困難地域...

(2024-06-05)  全て読む

後志局コンプライアンス確立会議 不祥事防止 自らの問題として 体罰防止徹底など3点重点に

後志教育局コンプライアンス会議  【小樽発】後志教育局は5月31日、後志合同庁舎で本年度管内コンプライアンス確立会議を開いた。教職員の不祥事等の防止に向けた取組について協議。本年度の重点目標を「体罰防止の徹底」「わいせつ・...

(2024-06-05)  全て読む

少子化進む本道教育の未来へ 遠隔授業、地学協働が鍵 道教委・倉本教育長が退任会見

倉本教育長退任会見  5月31日付で退任した倉本博史前道教委教育長は同日、道庁別館で記者会見を行った。少子化が進む本道教育の未来を考える上で、T―baseによる遠隔授業や地学協働の可能性に触れ「引き続き道教委の...

(2024-06-04)  全て読む

道立美術館の美術品購入で寄付募集 道教委がサポーター制度 ふるさと納税など税制控除も

 道教委は美術品購入サポーター制度を創設し、3日から寄付者の募集を開始した。道立美術館が安定的に美術品を収集できるよう、個人・企業・団体から支援を募る新たな試み。希望者には道立美術館等の所蔵...

(2024-06-04)  全て読む

道教委 E―Lineセミナー 言語活動 目的や場面設定を 国研・贄田調査官が講義

E―Lineセミナー  道教委は5月29日、道庁別館を主会場に第1回E―Lineセミナー兼小学校外国語専科教員研修会を開いた。文部科学省国立教育政策研究所教育課程研究センター研究開発部の贄田悠学力調査官・教育課程...

(2024-06-04)  全て読む