特セン　教員スタートプログラム　協力校に美唄養など２校　研修成果等検討し活用例作成

（道・道教委 2024-06-07付）

　道立特別支援教育センターは本年度、前年度作成した「特別支援学校教員スタート・プログラム（試案）」を活用した検証事業に取り組む。協力校として美唄養護学校と余市養護学校しりべし学園分校２校を指定。今後、プログラムを活用した学校計画研修を実施し、研修の成果や課題の整理、プログラムの改善点などを検討するほか、協力校と特センで取組内容をまとめ、プログラム活用例等を作成する。

　プログラムは、経験の浅い教員の資質・能力の向上と校内研修の効果的・効率的な実施を目指し、特別支援学校と特センが連携・協力して校内研修の取組を充実させ、人材育成の促進を図るもの。初任段階教員が身に付ける基本的な内容や研究授業に向けた内容で構成しており、学校計画研修の年間計画に位置付けて活用することができる。

　前年度、各学校の研修を行う上での課題、研修の取組、経験の浅い教員とそれを支える指導教諭の状況を把握しながら、実際に各学校で活用が可能なプログラム（試案）を作成。学校の取組を支え、本道における特別支援教育に関わる経験の浅い教員の資質・能力と、特別支援教育の質の向上を目指して取組を進めてきた。

　本年度は、協力校として美唄養護と余市養護しりべし学園分校２校を指定し、両校の初任段階教員（１年次）を対象に、同プログラムを活用した検証事業に取り組む。

　今後、プログラムを活用した学校計画研修を実施するほか、研修の成果・課題の整理、プログラムの改善点、修正点などを検討。協力校と特センの両者で取組内容をまとめ、プログラムの効果的な活用例、取組事例を作成する。

　来年２月には、特セン主催の成果報告会を開催し、プログラムを活用した取組の成果報告・更新したプログラムについて広く周知していく考え。

(道・道教委 2024-06-07付)