色鮮やかに実って 文字入りリンゴ制作へ袋掛け 札幌美園小(札幌市 2024-07-11付)
札幌市立美園小学校(鈴木真由美校長)4年生83人は6月下旬、市内の環状通リンゴ並木で「文字入りリンゴ」の制作に向けたリンゴの袋掛けに取り組んだ。色鮮やかなリンゴが実るよう願いを込めて、一つ一つ丁寧に袋を掛けた。
同校は平成25年度から、4年生総合的な学習の時間で豊平区に縁のあるリンゴを題材に地域の歴史や地域住民のまちづくりについて学ぶ活動を推進。区、美園リンゴ会、JAさっぽろ平岸支店と連携し、児童がリンゴに触れる機会を設定している。
前時は、美園リンゴ会の稲葉郁夫会長らが同校を訪問し、リンゴ並木やリンゴに関する講話を行った。
袋掛け作業の開始に先立ち、代表児童が稲葉会長らに児童全員で書いた手紙を贈呈。講話への感謝の気持ちを伝えた。
続いて、JAさっぽろの奥内尚史理事が袋掛けの目的や作業手順について説明。リンゴの実を害虫から守るとともに、色付きを良くするために行うものと話した。
作業に移り、児童たちはまだ青いリンゴの実に、新聞紙と針金で作られた袋をかぶせた。リンゴ会やJAさっぽろ平岸支店の人々のアドバイスを受けながら「なるべく大きいリンゴに袋掛けしよう」「難しい、こうかな?できた!」などと楽しみながら作業に取り組んだ。
今後、児童たちはリンゴに写すシールのデザインを考案し、8月下旬にシール貼り作業を行う予定。
(札幌市 2024-07-11付)
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