学習用端末 積極的活用を 道教委・道P連 教育懇談会 暑さ対策、安全教育など意見交換(道・道教委 2024-07-18付)
道教委道P連意見懇談会
道教委と道PTA連合会(道P連、後藤一樹会長)は13日、ホテルポールスター札幌で教育懇談会を開いた。道教委各課の担当者が暑さ対策や不登校支援などの施策を説明し、役員からの質問や意見交換を実施。道P連からは、授業・家庭学習における1人1台端末の積極的な活用や、交通安全教育の推進を求める声が上がった。
教育懇談会は、道教委の各課担当者から施策に関する説明を行うため年に2回開催しているもの。本年度1回目の開催で役員11人が出席した。
開会に当たり後藤会長があいさつ。「学校・行政・保護者の3者が足並みをそろえて教育活動を進めることが子どもたちの健やかな成長につながる」とし、積極的な懇談会となるよう期待した。
続いて、ICT教育推進課が1人1台端末を活用した家庭学習の意義や事例について説明。学力向上推進課は、本年度から始まる高校出願手続きの電子化を伝え、協力を呼びかけた。
健康・体育課は、暑さ指数31以上で運動を原則中止とするなど熱中症対策の変更点を周知したほか、本道児童生徒の体力・運動能力のデータから、朝食の摂取や睡眠など生活習慣を確立する重要性を訴えた。
生徒指導・学校安全課は、道教委の不登校対策プランやポータルサイトの開設などの施策に関して説明。自転車乗用中の交通事故が増加傾向にあることから、子どもの視点に立って交通安全の防止策を話し合うなど、家庭でできる取組を伝えた。
続く意見交換で道P連からは、1人1台端末の積極的な活用を求める声のほか、ワイファイが使用できない学童クラブもあることから、通信環境の改善に期待を寄せる意見が上がった。
自転車による交通事故を防ぐマナー講習会の開催など学校における対応を要請。食育の取組が自治体間で差が生じているとし、食育の重要性を学校現場に周知するよう求めた。
教員の採用倍率の低下も懸念。優秀な教員のなり手を確保するため、学校における働き方改革を一層進めるよう期待した。
(道・道教委 2024-07-18付)
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