【解説】自由研究手伝う保護者 5割(解説 2024-07-24付)
㈱ベネッセホールディングスがまとめた「小学生の夏休みの宿題調査2024」によると、52%の保護者が何らかの形で子どもの自由研究を手伝っており、完全に子どもに任せる割合は3%にとどまっていることが分かった。自身の小学生時代よりも夏休みの宿題が少ないと感じている保護者は56%。最も大変な宿題は子ども・保護者いずれも「自由研究」で共通している。
調査は夏休みの宿題を巡る子どもたちの状況や意識、保護者世代との違いを把握することがねらい。小学校1~6年生4672人、登録保護者1728人を対象に、6月14~24日に調査した。
自身の小学生時代と比べ、夏休みの宿題の量が「少ない」と感じている保護者は56%、「多い」が11%、「変わらない・分からない」が33%だった。
小学生にとって最も大変な宿題(複数回答)は「自由研究・工作」が40%、「読書感想文」が39%、「日記・絵日記」が30%の順に高く、自分の考えや出来事をアウトプット・表現する宿題のハードルが高い。保護者自身が大変だった宿題は「自由研究・工作」が43%、「読書感想文」が31%、「日記・絵日記」が7%。
子どもの自由研究に関し「テーマ選びからまとめまで全て手伝う」と回答した保護者は12%、「全てではないが一部を手伝う」が40%、「手伝わないがアドバイスはする」が26%、「手伝わずに子どもに任せる」が3%、「自由研究の宿題はない・分からない」が17%。
夏休みの宿題を「必要」と回答した割合は小学生の61%、保護者の83%で、小学生からは「夏休み前までの学習の復習」、保護者からは「学習習慣づくり」「生活のめりはり」を期待する声が多かった。
一方で小学生の17%、保護者の6%が夏休みの宿題を「不要」と回答している。
(解説 2024-07-24付)
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