【解説】工業高生 進学希望高まる(解説 2024-07-25付)
北海道建設業協会(岩田圭剛会長)は、5年度建設業の現場見学会に参加した高校生を対象に実施したアンケート調査の結果をまとめた。卒業後の進路について、就職を考えている生徒は67・3%で、平成30年度調査と比べて10・7ポイント下降。一方で、大学・専門学校等への進学を考えている生徒は31・2%で、10・2ポイント上昇した。
前年度現場見学会には、道内工業高校を中心に、児童生徒ら1238人、保護者39人、教諭121人など計1732人が参加。アンケートは小中学生を除く94・4%から回答を得た。
在籍している高校を選んだ理由として「建設会社に就職するため」と回答した割合は32・9%で、平成30年度調査から9・4ポイント下降。「土木・建築に興味があった」は31・1%と、2・8ポイント上昇した。
「大学へ進学」と回答した者のうち、土木関係は16・7%で、6・9ポイント下降。建築関係は50・8%で、13・7ポイント上昇した。「短大または専門学校へ進学」と回答した者のうち、土木関係は8・3%で10・8ポイント下降。建築関係は42・7%で、13・5ポイント上昇した。
「建設業が街の発展に役に立つ」と回答した割合は94・5%で、1・4ポイント上昇した。一方で「魅力ある仕事」と回答した割合は92%で、1・8ポイント下降。魅力ある仕事と回答した者のうち「就職したい」は56・8%で、12・9ポイント下降した。
「いい仕事と思っていない」と回答した割合は5・3%で、3・4ポイント上昇。その理由として「仕事自体に興味がない」「仕事の内容が分からない」など、建設産業の情報が不足している傾向が明らかになった。
就職に当たって知りたい情報は「給与体系」が最多。以下「勤務時間」「休日」「仕事の内容」などと続いた。
(解説 2024-07-25付)
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