公立高校配置計画地域別検討協(留萌) 学級数の減少を懸念 留萌高一部学科単位制導入で(道・道教委 2024-08-07付)
【留萌発】道教委は7月22日、オンラインで留萌学区の第2回公立高校配置計画地域別検討協議会を開催した。管内の教育関係者49人が出席。道教委の手塚和貴高校配置・制度担当課長が、留萌高校の電気・建築科や情報ビジネス科の単位制導入や高校配置計画案などについて説明。参加者からは単位制導入に伴う学級数減少に対する、懸念の声が上がった。
はじめに留萌教育局の大畑明美局長があいさつで、検討会の趣旨を説明。集まった参加者に向けて、忌憚のない意見を求めた。
続いて、道教委高校教育課の手塚高校配置・制度担当課長が高校配置計画案や生徒の進路動向などについて説明した。説明の中で、7年度に留萌高の工業科・商業科で単位制導入する際の募集学級数について、計画決定時に公表するとした。
協議では、配置計画案などに焦点を当て出席者が意見を述べた。
留萌市の中西俊司市長は市が進める高校の魅力づくりの取組について紹介し、今後の計画策定について配慮するよう求めた。
留萌市教委の高橋一浩教育長は留萌高の電気・建築科や情報ビジネス科における7年度以降の単位制導入に伴い、募集学級数が減少することに懸念を示し「学級数が減ると教職員減少につながり、魅力ある高校づくりにも支障が出る。高校の魅力づくりを考えるならば、募集学級の数も考慮に入れてほしい」と訴えた。
手塚課長は「各関係機関との連携を図るよう努めていく」と話した。
(道・道教委 2024-08-07付)
その他の記事( 道・道教委)
道教委と道小、道中、道公教 子のための働き方改革へ 学校現場の現状・課題を協議
道教委と道小学校長会(末原恵蔵会長)、道中学校長会(河村克也会長)、道公立学校教頭会(深澤一寛会長)は5日、札幌市内の道第二水産ビルで意見交換会を開催した。「働き方改革の推進」をテーマに学...(2024-08-08) 全て読む
近美基本構想策定検討の考え方 樹木伐採 配慮と復元必要 道教委 整備の方針整理
道教委は、道立近代美術館基本構想の策定に向けた検討の考え方をまとめ、6日の道議会文教委員会などに報告した。道民や有識者の意見や技術的検討調査結果などをもとに、整備方法の検討の考え方を整理。...(2024-08-08) 全て読む
道教委 社会との共創PJセミナー 探究活動の充実へ研鑚 地域課題解決型など3種に200人
道教委は7月26日、S―TEAM教育推進事業「社会との共創」推進プロジェクトオンラインセミナーを開催した。「地域課題解決型」「グローバル型」「アントレプレナー教育型」の3類型のセミナーをそ...(2024-08-08) 全て読む
公立高校配置計画地域別検討協(十勝) 少人数学級編制求む声 10年度以降再編整備含め定員調整
【帯広発】道教委は7月29日、第2回公立高校配置計画地域別検討協議会・十勝学区をオンライン開催した。管内の関係者約111人が参加。十勝学区の中卒者数が、7~13年までに457人の減少が見込...(2024-08-07) 全て読む
公立高校配置計画地域別検討協(オホーツク中) 専門性の低下を危惧 北見商で9年度1学級分調整へ
【網走発】道教委は7月30日、北見市の端野町公民館で第2回公立高校配置計画地域別検討協議会(オホーツク中学区)を開催した。オンラインを含め学区内の関係者67人、オホーツク教育局から桑原知己...(2024-08-07) 全て読む
道総合教育大綱改定へ骨子案 子ども・教育政策を相互連携 教育DXなど12施策を追記
道と道教委は5日、札幌グランドホテルで第2回道総合教育会議を開催し、7年度からスタートする道総合教育大綱の改定骨子案のたたき台を示した。基本理念では「こどもまんなか」の考えの下で子ども政策...(2024-08-07) 全て読む
公立高校配置計画地域別検討協(渡島) 函館市内 恒常的欠員解消を 「圏域協議」との関連性問う声
【函館発】道教委は7月29日、渡島合同庁舎を会場に第2回公立高校配置計画地域別検討協議会(渡島学区)をハイブリッド形式で開催した。市町教委や公立高校、小・中学校、PTA関係者ら約40人が出...(2024-08-07) 全て読む
道教委 管理職特別支援教育研修会 子の実態 共有時間確保を 特総研・伊藤研究員が講演
道教委は7月26日、本年度第3回管理職のための特別支援教育に関する研修会を札幌市内の道第二水産ビルおよびウェブ会議システム併用で実施した。国立特別支援教育総合研究所インクルーシブ教育システ...(2024-08-07) 全て読む
道教委 スタートプログラム策定へ 理論、演習の2編構成に 子の思いに沿った施策の推進を
道教委は7月29日、本年度第1回道幼児教育推進会議を開き、6年度末の完成を目指す北海道版幼児教育スタートプログラム策定に向けた具体的な議論を開始した。架け橋期の教育の重要性や円滑な接続に向...(2024-08-06) 全て読む
上川局 英語教員サマーキャンプ 言語活動充実へ研鑚 独自事業 模擬授業通して
【旭川発】上川教育局は7月26日、上川合同庁舎で管内英語担当教員の指導力向上に向けた演習型研修「サマーキャンプ」を実施した。管内児童生徒の英語力向上に向けた独自事業「STEP」の一環で、S...(2024-08-05) 全て読む