道北4管内合同で中堅教諭養成研修 主体的な教職員集団に 宗谷局 講話やグループワーク(道・道教委 2024-08-09付)
【稚内発】宗谷教育局は7月29日、宗谷管内ミドルリーダー養成研修を道北4管内合同で初開催した。学校管理職を志す教員の増加などを目的としたもので、宗谷・留萌・上川・オホーツク管内の教職員64人が参加。講師2人による講話やグループワークを通して、ミドルリーダーに必要な資質・能力の向上を図った。
各教育局では、教頭職の人材確保が喫緊の課題となっていることから、道北地域全体の学校でミドルリーダーの資質・能力の向上や管理職への理解促進を図るため、4管内合同のミドルリーダー研修会を計画。宗谷合同庁舎を主会場に、ハイブリッド形式で開催した。
開会に当たり、宗谷局の笠井浩局長があいさつ。日々の教育活動をたたえた上で「子どもたちの未来保障に向け、一層の活躍に期待している」と呼びかけ、今後の活躍と研修の成果に期待を寄せた。
講話では、稚内市立宗谷小学校の國廣尚人教頭、稚内市立稚内東中学校の平岡雅子教頭が講師として登壇。ミドルリーダーに求められる資質・能力やワーク・ライフ・バランスについて自身の経験を踏まえて説明した。
このうち、國廣教頭は「ミドルリーダーとは」を演題に講話。ミドルリーダーの意義については「年齢や役職による定義ではなく職場や同僚などとの関わりの中で、どのように働きかけ、どんな影響を与えられるのかが重要」と述べ、若手・中堅・管理職で別々の関わり方が求められていることを強調した。
その上で、各学校においては「学校目標の具現化に向けて指示を待つだけではなく、自分たちで意見を積極的に出し合い、児童生徒のためにできることを主体的に実践できる集団づくりが求められている」などと呼びかけるとともに、ミドルリーダーの重要性を説いた。
講話終了後、参加者は8グループに分かれて、ミドルリーダーとワーク・ライフ・バランスをテーマに意見交換。学校運営を支えるミドルリーダーの在り方について考えた。
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(道・道教委 2024-08-09付)
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