道小 岩見沢で第67回研究大会 専門性追求へ520人研鑚 金田空知局長講話や分科会等
(関係団体 2024-09-18付)

道小会教育研究空知岩見沢大会
道小会教育研究空知岩見沢大会

 【岩見沢発】道小学校長会(末原恵蔵会長)は13日から2日間、岩見沢市民会館文化センターまなみーるを主会場に第67回教育研究空知・岩見沢大会を開催した。約520人が参加。大会主題「自ら未来を拓き ともに生きる豊かな社会を創る 日本人の育成を目指す小学校教育の推進」のもと、講話や記念講演を実施した。参加者は学校経営上の課題解決に向け、研鑚を積んだ。

 初日の開会式であいさつに立った末原会長は「ここにいる全員が共通して、良い学校を創りたいという思いがある。そのため、校長としての専門性の追求を怠ってはならない。教育課題や教育改革の推進に立って取り組むリーダーであるため校長自身が研鑚に励み、学び続けることが必要だ」と強調。

 その上で「全道各地区の教育の現状を語り合い、課題解決に向けて英知を結集し、北海道教育の質の向上を期して、あすからの学校経営に生きる協議がなされることを願っている」と呼びかけた。

 続いて、出口哲也大会実行委員長があいさつ。「未来を生きる子どもたちに育成すべき資質・能力を学校経営という視点から明らかにすること。そのために、各地の校長が実践している取組の成果を発信させる機会が本会にある」と説明。「新たな気付きや学びを持ち帰り、教育の発展・充実に寄与し、ウェルビーイングの実現を目指した学習者主体の教育の展開につながると確信している」と力を込めた。

 来賓祝辞では、鈴木直道知事(紙面紹介)、道教委の中島俊明教育長(金田敦史空知教育局長代読)、松野哲岩見沢市長が登壇した。

 初日は金田空知教育局長が「子どもたち一人ひとりの可能性を引き出す教育の推進」「学びの機会を保障し質を高める環境の確立」「地域と歩む持続可能な教育の実現」の3点を焦点に講話。児童生徒の実態、働き方改革の推進を踏まえた授業時数の設定や教育課程の編成などを求めた。

 また「学校経営」「教育課程」「指導・育成」「危機管理」の4領域で11分科会を実施した。

 2日目は、元横浜創英中学・高校長の工藤勇一氏が「社会の変化とこれからの学校教育~最上位目標は主体性と当事者意識」と題し、記念講演を行った。

(関係団体 2024-09-18付)

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