道公教 研究大会渡島大会 マネジメント力向上へ 活力ある学校へ800人研鑚(関係団体 2024-09-25付)
道公立学校教頭会渡島大会
【函館発】第57回道公立学校教頭会研究大会渡島大会が20日から2日間、函館市および北斗市で開かれた。全体会および記念講演は北斗市総合文化センターで行われ、全道から約800人が参加。2日間にわたる基調講義・演習等を通して、人材育成力やマネジメント力の向上に向けて研鑚を積んだ。
同会は、第16次3ヵ年継続研究「未来を切り拓く力を育む 魅力ある学校づくり~夢と志をもち未来を切り拓く力を育む活力ある学校づくりの推進」の2年目を迎え、具体的な実践研究等を推進。成果を各地区に還元する場として研究大会を開催している。
深澤一寛会長は開会に当たり、学校における働き方改革が求められる中、同会の調査結果から人員不足による負担や組織的な協働体制の構築などを道内教育の課題として提起。「解決に向けては、副校長・教頭に求められるマネジメント力が重要であり、副校長・教頭の果たす役割と職責の重さはますます大きくなっている」とし、研究大会の成果が課題解決の一助となることを期待した。
大会実行委員会の委員長を務める渡島公立学校教頭会の小又洋子会長は、2日間の大会日程を紹介。記念講演に関しては「副校長・教頭が地域との協働について考える上で新たな視点を生み出すきっかけになれば」と呼びかけた。
来賓を代表し、渡島教育局の山下幹雄局長が祝辞。教師を取り巻く環境整備に向けて、管理職に求められている資質・能力に触れ「本研究大会が、今求められている学校教育とその実現に向けた教頭の関わりについて研究を深めることは、今後の学校運営の改善に多くの示唆を与える」と期待を寄せた。
記念講演では、函館市内にある蔦屋書店系列の複合商業施設「函館 蔦屋書店」の菅一樹館長が「コミュニティをデザインする書店」と題して説明した。少子高齢化や人口減少が全国的に進む中、地方都市の店舗を活性化させるため、顧客の時間消費に焦点化したことを解説。地域住民にとって「自分の居場所」となることを目指し、体験とコミュニティーをかけ合わせ、豊かな時間を提供するためのイベント運営に向けた工夫を伝えた。
初日と2日目の特別分科会は函館市・北斗市の6会場で実施。道教育大学函館校の鈴木淳学校臨床教授が講師を務め「管理職として求められる力~人材育成力」「学校管理職マネジメント力向上について」のテーマで基調講義と演習を実施した。
(関係団体 2024-09-25付)
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