【解説】万博へ全国出前授業
(解説 2024-09-27付)

 内閣官房は、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)を契機とする「EXPO スクールキャラバン」を全国の学校200校程度で実施することを計画している。万博に参画するプロデューサー、アドバイザー、出展・協力企業などが講師となり、SDGsなどをテーマとする授業・講座を実施。本道では小・中学校4校で実施する予定。

 20年ぶりの国内開催となる今回のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。世界各国の多様なパビリオン(展示場)の催しや、空飛ぶクルマのデモ飛行、小型EVバスの運行など次世代の技術を活用した様々なイベントを計画している。

 スクールキャラバンは、児童生徒が未来社会について考え、将来の行動につなげていく契機とするために企画。開催時期は2、3学期中を予定している。

 全国の小・中学校、高校、特別支援学校の計200校程度での実施を計画しており、10月に開催予定の沖縄県名護市の小学校では「いのちを守る」をテーマに子どもたちとの交流を行う。10月をめどに特設サイトを開設し、各学校での授業結果を公表する。

 万博のイベントの一つ「ジュニアSDGsキャンプ」では、ESD、SDGs、気候変動などをテーマとする体験プログラムや国際交流を実施。世界各国の多様な文化・価値観に触れ、未来社会を体感できる万博の教育的意義から、国は修学旅行での活用を呼びかけており、公式ホームページで教育旅行パンフレットなど資料を掲載している。

 日本国際博覧会協会は、小中学生の事前学習に向けた「ジュニアEXPO2025教育プログラム」を提供。総合的な学習の時間を使って万博やSDGsに関する理解を深めることができる。本年度の参加募集は7年3月31日まで受け付けている。

(解説 2024-09-27付)

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