７年度　校長人事異動の考え方　女性や若手を積極登用　特例任用など運用方針継続

（道・道教委 2024-10-03付）

　道教委は７年度公立高校長・道立特別支援学校長に係る人事異動の考え方をまとめた。意欲・能力を有する女性職員や若手職員、地域との連携が図られる管理職の積極的な登用を引き続き進めるほか、役職定年制や特例任用など定年年齢の引き上げ延長に伴う諸制度の運用の在り方を継続する方針を示した。

　道教委は３年９月に道立学校長人事推進会議を設置。学校改革の推進に向け大局的な観点に基づく客観的な人事配置を進めるため、会議の意見を踏まえ次年度の人事異動の基本的な方針をまとめている。

　７年度の人事異動のポイントは①在職年齢の適正化②女性職員の登用③若手職員の登用④地域との連携が図られる職員の登用⑤学校種間の交流⑥リーダー的職員の配置―の６点。

　９月２７日付で関係者に通知した。

　意欲や能力を有する女性職員の管理職登用の積極的な推進や、マネジメントスキル、課題解決能力、教頭候補者の人材育成などの校長としての資質・能力を有する若手職員の積極的な登用を継続する。

　地学協働の推進に向けては、市町村・関係団体等との密接な連携を図る管理職の登用を推進するほか、高校・特別支援学校間の人事異動に努めることで特別支援教育に対する理解や普及、支援体制づくりを進める。

　また、各管内・専門学科で中心的な役割を担う高校や、各障がい種別で中心的な役割を果たす特別支援学校には、全道の状況にも配慮できる優れたリーダーシップを有する校長を配置する。

　役職定年制の特例として引き続き管理監督職として勤務する「特例任用」や、任命権者の判断で６５歳まで任用を可能とする「役付暫定再任用」の取り扱いも継続。特例任用は原則、教頭職で運用し、校長の交替が業務遂行上重大な障害となるなど特別の事情がある場合、引き続き校長としての任用を可能とする。

(道・道教委 2024-10-03付)