好奇心と想像力を豊かに　札幌北野小　開校５０周年記念式典　地域と教育目標守り続け

（札幌市 2024-10-10付）

　札幌市立北野小学校（山内慎理校長）は１日、同校で開校５０周年記念式典を挙行した。児童および来賓を含め４０４人が出席。山内校長は「開校以来、地域と共に大切にしてきた教育目標を、守り続けていきたい」と決意した。

　北野小は、地域住民らが北野に学校を建てたいという要望から昭和５０年に開校を迎えた。同校では①明朗でたくましい子ども②落ち着いて考える子ども③思いやりのある子ども―を学校教育目標として、児童の自主性・創造性・人間尊重性を育んできた。

　式典であいさつに立った山内校長は、児童に対し「変化の激しい時代の中でも、好奇心と熱中する目標と想像力を豊かにし、笑顔でつながる北野っ子であってほしい」と期待を寄せるとともに「今後もふるさと北野と共にあり、児童が主体となる教育活動を推進していく」と誓った。

　札幌市教委の佐藤圭一学校教育部長はマザーテレサの格言「平和は笑顔から始まります」を引用し「世の中が変わって簡単に答えの出ない問題に出合っても、笑顔を絶やさず、周りの人と知恵を出し合い、乗り越えてほしい」と児童にエールを送った。

　式典終了後の祝う会では、同校の歴史をまとめたスライドを上映。全校児童で校歌を斉唱後、低・中・高学年それぞれが合唱を披露。児童の希望に満ちた歌声が体育館に響き渡った。

(札幌市 2024-10-10付)