札幌太平中　交通安全決起集会　一人ひとりが意識して　太平小、太平南小も参加

（札幌市 2024-10-21付）

太平中交通安全決起集会

　札幌市立太平中学校（窪田進二校長）は４日、交通安全市民総ぐるみ運動総決起集会を開催した。地域の交通安全への意識を高めることを目指して、１年生１５３人や町内会、警察などが参加。校区内の太平小学校（岩清水剛志校長）、太平南小学校（中村義則校長）とオンラインで接続し、代表生徒の決意表明を通じて交通安全意識の高揚を図った。

太平百合が原地区では、２年前から秋の交通安全市民総ぐるみ運動に取り組み、地域一体で無事故を目指している。この日は、太平小の３年生６８人、５年生１０１人、太平南小３年生６１人、５年生５２人がオンラインで参加。当初、国道沿いでの街頭啓発を予定していたが、雨天のため総決起集会のみの実施となった。

開会に当たり窪田校長は「車などの交通事故防止につながる技術は日々進歩しているが、それだけでは事故はなくならない。一番大切なことは交通安全を守ろうという私たち一人ひとりの意識」と呼びかけた。

太平百合が原連合町内会の庵跡邦子会長は、昨年７月１０日に死亡事故が発生したことを受け「秋は日没が早くなり、事故が発生しやすい季節。事故に遭わない、事故を起こさないことの二つに気を付けて」と強調した。

太平中の納富海音さん（１年）が決意表明。「何も考えずに歩いていた際に、車と接触しそうになり恐ろしかった」と危機感を抱いた体験を語り「事故はいつ起きるか分からないという意識が大切。交通安全についていま一度意識していこう」と宣言した。

岩清水校長は「自転車は免許が必要ではないが運転手だという自覚を持ち、交通ルールを守ることが大事だ」と指摘。「友達や家族と交通ルールを守ることについて話す機会を持ってほしい。みんなが話し合うことで地区内の交通事故が減少し、安全な地域になっていく」と語り、児童生徒の交通安全意識高揚に期待を寄せた。

(札幌市 2024-10-21付)