【解説】若者のスポーツ観戦が上昇(解説 2024-10-25付)
令和5年に体育館・スタジアムなどでスポーツを観戦した若者の割合は29・6%となり、2年前と比べて11・2ポイント上昇したことが笹川スポーツ財団の「子ども・青少年のスポーツライフ・データ」で分かった。
全国の12~21歳を無作為抽出して調査。調査時期は5年6月24日~7月21日。
青少年の観戦人口は330万人と推計。観戦率は平成22年の46・1%をピークに下降傾向にあり、新型コロナウイルスの影響で令和3年は18・4%と最低値に。スポーツイベントの収容人数の制限が解除されたことで直接観戦率が回復している。
観戦スポーツはプロ野球(NPB)が10・9%と最も多く、高校野球が4・9%、Jリーグ(J1、J2、J3)が4・5%、サッカー(高校、大学、JFLなど)が3・2%、プロバスケットボール(Bリーグ)が2・7%だった。男女いずれもプロ野球の観戦率が最も高く、男子はJリーグ、高校野球、サッカー、プロバスケットボール、女子は高校野球、バレーボール、サッカー、プロバスケットボールと続いた。
メディアによるスポーツ観戦率は平成25年の87・9%から令和3年の65・0%まで下降、5年は71・7%に回復した。男子・女子の観戦率の差は3年が18・4ポイント、5年が12・1ポイントと差が生じている。
メディアで観戦するスポーツはプロ野球が44・3%と最も人気が高く、次いでサッカー日本代表試合、メジャーリーグ(アメリカ大リーグ)、高校野球、マラソン・駅伝と続いた。
男女いずれも1位はプロ野球、2位がサッカー。3位からは男子がメジャーリーグ、高校野球、Jリーグ、海外のプロサッカー、女子は高校野球、マラソン・駅伝、メジャーリーグ、フィギュアスケートとなっている。
(解説 2024-10-25付)
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