【解説】SOZOWが教育プログラム
(解説 2024-10-31付)

 SOZOW㈱は経済産業省の「未来の教室実証事業」の採択を受け、11月から道内の小中学生にデジタル・非認知スキルを育成する教育プログラムの提供を開始する。マインクラフトを活用して地域の魅力を発掘するワークショップやプロジェクト型学習を対面・オンラインで実施。「地域活性×教育」プログラムのモデルケースを確立し、7年度から全国への展開を目指す。

 実証事業は地域における教育機会の格差解消、地方創生に貢献することを目的として、全国でも特に少子高齢化が進行する北海道を選定。地域の企業・産業と関わりながらデジタルスキルや非認知スキルを育む教育プログラムを提供することで、地域の魅力や課題に対する当事者意識の醸成を図る。また、子どもたちと地元企業や産業との接点を設けることで、地域全体での共創の促進もねらいとする。

 11月4日にオンラインで開催するワークショップを皮切りに取組を開始。子どもたちは住んでいる地域の魅力をマインクラフトの世界で表現する。

 12月~来年1月の計4回にわたり、地域の課題解決にグループで取り組むプロジェクト型学習を開催。マインクラフトのほか、動画やスライド制作などのデジタルスキルを学ぶ。当別町、苫小牧市、函館市の各自治体では学習環境やデバイスが整備された教室を用意し、地元の子どもたちも参加できる仕組みとする。

 7年1月26日、札幌市内の㈱サッポロドラッグストアー本社で最終的な成果発表を開催。地元企業が出展して地域の魅力を発信するイベントとし、子どもたちのキャリア学習となる体験コンテンツも提供する。実証事業を通じて全国のモデルケースを確立し、7年度から他地域への展開を目指す。

(解説 2024-10-31付)

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